東京リサーチ日記

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牛丼チェーンの「すき家」を展開するゼンショー・・・

2011-07-13 00:00:00 | 情報・日記
 2011年7月13日、牛丼チェーンの「すき家」を展開するゼンショーが13日発表した2011年3月期連結決算の売上高は前年同期比11・0%増の3707億円となり、日本マクドナルドホールディングス、すかいらーくの直近の連結売上高を抜き、国内の外食チェーンで初めて売上高トップとなったようである。ゼンショーは1982年創業で、最近は7年連続で年100店超を出店しているほか、2005年に牛丼チェーンの「なか卯」を傘下に収めるなど企業の合併・買収(M&A)にも積極的で、事業を急拡大している。傘下にはファミリーレストラン「ココス」やハンバーグ・ステーキレストラン「ビッグボーイ」なども持つのであるが、人材育成の課題が多いのである。他のチェーンより店員の質が低いようであり、「すき家」のある店ではお客様の見えるところで私語が多いのが目立つのである。ゼンショーは、今後、安さではなく、店員の資質のの向上が求められるところであろう。また、2011年5月現在であるが、東京電力管内の「すき家」のある店では節電の協力をしていないように見受けられるようである。ゼンショーさんは、この文章を見て怒るのではなく、改善してゆくことが企業利益をあげる近道であることは言うまでもない。ただ、フランチャイズ店を含めた全店売上高では、日本マクドナルドは10年12月期で5427億円と、9割以上が直営店のゼンショーを上回っている。日本マクドナルドの10年12月期の連結売上高は前年比10・6%減の3237億円、すかいらーくの10年12月期は同3・6%減の3431億円だったのである・・・(佐々木和夫)