これでは絶対王政国家ではないのか・・・

　２０１０年１０月２１日、北朝鮮の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党代表者会が２０１０年９月２８日、平壌で開かれた。金正日総書記は開会に先立ち、三男ジョンウン氏（２７）とみられる人物に２０１０年９月２７日付で朝鮮人民軍大将の称号を与えた。ジョンウン氏は党代表者会でも後継者として何らかの指導的ポストに就く可能性が高く、今後、ジョンウン氏の後継体制づくりの動きが具体化するとみられるようだ。朝鮮中央テレビは２０１０年９月２８日午後２時（日本時間同）から「重大放送」として、党代表者会で金総書記を党総書記としてあらためて推挙したことを伝えた。金総書記は１９９７年に総書記に推挙されており、あらためて最高指導者としての地位を維持したことになるのだ。　今回の党代表者会の招集目的は「最高指導機関の選挙」とされており、中央委員会総会を開き、ジョンウン氏の後継体制を見据えた党指導部人事が行われるとみられる。会期は、非公開の中央委員会総会を含め１日で終了するのか、数日間続くのかは不明である。これでは、朝鮮民主主義人民共和国ではなく、「朝鮮人民王国」と名前を変えたらどうなのか？これでは金王朝ではないのか？これでは絶対王政国家ではないのか・・・（佐々木和夫）