アドラートリオが台湾でのコンサートで素晴らしい演奏をしているのを
YouTubeで見ました。「La Pardide」 と言う早いテンポの曲です。
この曲を演奏してみたい、譜面とトリオ分のカラオケが欲しいと言うご依頼で
メロディーとコード進行、そしてベースをコピーして演奏をしようと採譜から始めました。
4分音符221と言う早いテンポでまずメトロノームを第一トラックに録音して
それを聴きながら第二トラックにクロマチックハーモニカでメロディーを録音しました。
そして、バスクロマでベースを録音。ここまでは順調だったのですが、、
私はコードハーモニカが吹けないし持っていないのでピアニカで代用しました。
これがなかなか大変です。
8分音符のタンギングがシングルでは間に合いません。
そこでダブルタンギングを使いました。
音の反応を早くするために長いパイプは使わず
5cm位の短いマウスピースを使いました。
そして、要所要所でTKTと言う素早いトリプルタンギングも使いました。
これはキーボードで指の押し離しの操作だけではまず不可能な速さです。
ハーモニカで鍛えた舌の素早い動きが物をいいました。
ピアニカだからこそ出来る素早いカッティングです。
何とか継ぎはぎだらけですが、演奏することが出来ました。
採譜から最終録音までレッスンの隙間の時間を使って
トータルで5~6時間かかりました。
と言うことで今朝の曲はアドラートリオ風「La Partide」 です。
La Partida(Chromatic Harmonica)