ネットオークションのハーモニカ

最近

ネットオークションなどで

クロマチックハーモニカを

購入される方が増えていますが

それはちょっと危険です。

昨日も
生徒さんがネットで購入された
SUPER64GOLDを持ってこられて

スライドレバーが硬くて
カシャカシャして動きにくいので
見てほしいということで

色々チェックしてみましたが

 

かなりの年代物で
おそらく２０～３０年前の製造のもの
と思われました。

 

それはそれでビンテージもので
素晴らしいことだとは思いましたが

 

試奏してみると
吸った時に何かゴミのような異物が
口に入ってきました。

凄く気持ちが悪かったです。

そして息漏れがひどく
よく見てみると
ボディにひびが入っていました。

 

 

 

スライドレバー、マウスピース、

下板をきれいに拭いてオイルを塗って、

バネも柔らかく調整して

ボディーを新品交換、

マウスピースもボロボロの状態だったので、

中古ですが鳴りの良いものがあったので

それに交換して

完璧とまではいきませんが

何とか並みのグレードのハーモニカに

昇格しました。

 

おそらく業者さんは

ハーモニカのことはよく判らないので

委託された中古品を

掃除や検品もせずに

そのまま販売しているのだと思います。

 

中古品の

誰が吹いたかわからないものは

色々な意味で
ちょっと怖いですね。

 

How Insensitive-Chromatic Harmonica