大川市長に34歳鳩山さん、邦夫衆院議員の次男
大川市長選は30日、投開票され、新人の元衆院議員秘書・鳩山二郎氏(34)(無所属=自民推薦)が、前市長・江上均氏(51)、元市長・中村晃生氏(66)、前市議・石橋忠敏氏(64)(いずれも無所属)を破り、初当選を果たした。鳩山氏が7月23日に就任すると、同市では史上最年少の市長となる。投票率は62・05%で、選挙戦となった前々回(67・30%)を下回り、過去最低となった。
鳩山氏は鳩山邦夫衆院議員(福岡6区)の次男。同市郷原の事務所に当選の一報が入ると、大きな歓声と拍手がわき起こった。支持者と握手を交わした鳩山氏は「皆さん一人ひとりの意見を市政に反映させたい」と抱負を語り、笑顔で万歳を繰り返した。
鳩山氏は若さを前面に押し出し、自らが先頭に立って、家具や農産物といった大川の産品の情報を全国に発信することを強調。各種団体の推薦を受けたほか、後援会組織を使った選挙戦を展開し、手堅く票をまとめた。
江上氏、中村氏、石橋氏は、それぞれ家具関連産業の活性化や行財政改革の推進などを訴えたが、支持を広げきれなかった。
▽当日有権者数 3万435人▽投票者数 1万8885人
◆大川市長選確定得票
当10,123鳩山 二郎 34 無新《1》
4,015江上 均 51 無元
2,665石橋 忠敏 64 無新
1,708中村 晃生 66 無元
(無効など374)