デトロイトは公務員が潰した!

2013-07-21 14:00:34 | アメリカ

デトロイト市では、30年以上働いた市職員には、場合によっては現役時代以上の年金を払っていた

 【ニューヨーク=中井大助】財政が破綻(はたん)した米ミシガン州デトロイト市は19日、破産を申し立てた連邦裁判所に関連の書類を次々と提出し、手続きを早急に進める意向を示した。だが、市が破産の手続きに入ることについては関係者に不満がくすぶり、今後も順調に進むとは限らない。
 
 デトロイト市は19日午前0時17分に裁判所に出した書面に「破産法に基づく再建をすぐに進めたい」と記述。破産手続きに対する異議申し立ての期間を32日間にするよう求め、その後も矢継ぎ早に書面を出した。
 
 裁判所は19日、担当裁判官を選任。前代未聞の規模になることが確実なため、専用のホームページを近日中に公開すると発表した。

 ただ、破産手続きが進むと損をする債権者も多いうえ、市職員は年金削減などの不利益を被るとみられる。自治体職員の労働組合の幹部は破産の申請について、「労働者の退職後の安定を奪う計画が実現に向かって進んだ」と批判する。