省エネ住宅 COMMAハウス(コマハウス)

2012-09-14 10:46:26 | 自然エネルギー

東京大学生産技術研究所(所在:東京都目黒区、所長:野城智也)と株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)、株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー(本社:東京都江東区、プレジデント:勝又健一朗)が、2020年に広く普及するスマートハウスを目指し、エネルギーマネジメントの実証実験を共同で行う、実験住宅『COMMAハウス(コマハウス)』(COMfort MAnagement ハウス)が、東京大学駒場Ⅱキャンパス内に完成しました。本年8月から2016年3月の期間でさまざまな実験を実施します。
  『COMMAハウス』とは、いえ・もの・情報・ライフスタイルを統合して、快適性・省エネ性を実現し、持続可能エネルギーの最大導入に貢献する住宅を、2020年に広く普及させることを目指し、さまざまな実験を行なうための住宅です。気密・断熱・耐震機能に優れた構造体に、風・光・熱をコントロールする開口部材や、太陽光発電・太陽熱利用機器・省電力照明(LED・有機EL)・HEMS*1を備えています。

 『COMMAハウス』は、特定メーカーによる機器の利用状況の見える化や省エネルギー制御といった機器中心の考え方にとどまらず、建物そのものの特性やプランニングを活かし、住宅としての性能、意匠性を維持しつつ、そこで暮らす人の快適性を最適なエネルギーコントロールで実現することを狙います。さまざまなメーカー、異業種の機器の協調運用ができるオープンなシステムで実験を行い、蓄積したデータをライフスタイル提案に活用するなど住まい手を巻き込んだ取り組みを進めます。東日本大震災による教訓を活かし、分散電源やエネルギー貯蔵などの自立性の確保についても検討していきます。
  この実証実験を通じ、全体のエネルギーシステムと協調しつつ、創るエネルギーと消費するエネルギーの需給バランスを確保する、快適でサステナブルな2020年のスマートハウスの提案・商材の提供を目指します。
■実証実験の紹介
  2011年度は、住宅の断熱性能を変化させながら、太陽光発電、給湯器、空調機をはじめ各種機器の運転試験を行い最適運用の解析などを実施します。『COMMAハウス』の特長的な実験内容について一部紹介します。

 


1.新しい環境部材による通風・採風実験
   外付け可動ルーバー*、通風室内建具*

 建物の南面をダブルスキンとし、外付けの可動ルーバーを配置。主に夏場の環境制御(日射遮蔽、通風)と室内からの眺望コントロールを行います。
  ダブルスキンとは、二重の外壁とその間の緩衝空間によって、建物の温熱環境を向上させる手法で、20世紀初頭の欧米の近代建築以降、広く提案されてきています。外壁周りに緩衝空間を設ける手法は、深い軒・庇に、広縁を設けた和風建築の特徴でもあります。現代の高気密・高断熱住宅にダブルスキンの手法を活かした可動ルーバーを設置し、その効果を検証します。
  電動サッシと連動させ、自然エネルギーの効果的な利用方法を提案すると共に、通風を効果的に取り入れるための開口部の制御方法の検証を行います。地窓やハイサイド窓を含め、68もの窓を設置して、細かなデータを計測・分析します。
*外付け可動ルーバー、通風室内建具は、実験用試作品です。
■実証実験プロジェクト推進体制

 


東京大学研究チーム

東京大学 生産技術研究所
 荻本和彦特任教授*    (エネルギー需給システム)
 大岡龍三教授        (都市エネルギー工学)
 鹿園直毅教授*       (熱エネルギー工学)
 岩船由美子准教授*    (持続型エネルギーシステム)
 今井公太郎准教授     (空間システム工学)
*:東京大学エネルギー工学連携研究センター

 

LIXIL参画チーム

株式会社LIXIL
株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニー

 

 実験の計画、住宅の設計、実証実験の計測、データ分析は、共同で実施。
  実験住宅は、株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニーが施工し、株式会社LIXILから東京大学 生産技術研究所へ寄贈。
  実験住宅の設備機器設置については、下記各社のご協力をいただいています。
    シャープ株式会社(太陽光発電システム)、
    東芝ホームアプライアンス株式会社(空調機ほか)、
    日本電気株式会社(家庭用蓄電システム)、
    矢崎総業株式会社(太陽熱集熱器対応型エコキュート)、
    山田照明株式会社(一部照明)、
    ルートロン アスカ株式会社(一部照明/電動シェード/コントロールユニット)


自民党総裁選 麻生元首相、麻生派として安倍氏支持を明言

2012-09-14 02:10:07 | 政治

自民党総裁選は14日の告示を前に、5人目の候補として、参議院議員の林政調会長代理が13日、正式に立候補を表明した。
林氏は「まずもって申し上げたいのは、この林 芳正に日本経済の再生を任せていただきたい」と述べた。
参議院からの総裁選出馬について、林氏は「過去の慣例や既成概念にとらわれない自民党の新しい姿を象徴する候補として頑張りたい」と意欲を示した。
すでに出馬表明している安倍元首相や石原幹事長、町村元官房長官は、議員事務所などをあいさつして回り、石破前政調会長は、茨城県議団からの支持を取りつけた。
麻生元首相は「石原氏を支援する人の心理がよくわからない」と述べた。
一方、麻生元首相は、谷垣総裁を押しのける形で立候補した石原氏を批判したうえで、麻生派として、安倍氏支持を明言した。
また、高村元外相も、高村派として安倍氏を支持する考えを示し、国会議員票の行方にも影響を与えるとみられる。