夢音(ゆのん)~風のおるごーる~ atelier JUNON

~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家

ほんとうの気持ち

2023-06-05 14:41:27 | つれづれ
とんびがくるくる頭の上を飛んでいます

いつ見ても気持ちよさそうです

とんびから見て私ってどう映ってるのかなあ?

そんなことをお茶飲みながら考えてました。

何でもよく見える眼

鷹や鳶等の視力はすごいらしいです。

だから餌となるものを見つけるのすごいんだなあ。

見逃さない。

干潟のお魚

小動物や虫、

いろんな物をじーっと狙いすましながら滑空しています。

風を翼に受けながら

尻尾で舵を取りバランス取って。





「お~~~い。私のこと、見えてるの?」

「お見通しだよ。恐れてる時も、ときめいてる時も、苦しい時も、悩んでいる時も」

「あのねえ。物語みたいな世界をつくるためにはもっと豊かな表現力ほしいのよ。やらなきゃよねえ。」

「みんな言わなくていい。わかってる」

「…………」

「何でも正直に話せばいい。怖がらなくても本当の気持ちをそのまんまでいいんだ」

「今までそんなことはしたことがない気がするよ」

「虚勢張って、頑張って。(笑)滑稽だね。風を受けてご覧。そんなことはつまらんことだ」

風に当たってみる

心の中まで風が抜けていくようだ

気持ちいいな

「そのまんま。そのまんま。信じる人には本当の事を、本当の気持ちを話すわ」

「それでいいと思うよ」

私の頭の上でぐるぐる回りながら

とんびにそんな話をされてるような

そんな気がしたものですから。

何だか涙が出てきました。

不思議だなあ。

とんびはきっと話せるんだなあ。

この谷の風は不思議だ

私をとても素直にさせてくれる。





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野いばら

2023-06-05 12:45:03 | つれづれ
野いばらは可憐な花があるというのに

その棘は鋭い

薔薇の妖精は聞いてみました

「あなたはなぜその長く汚い棘を捨てないの?短い棘は残しても、その長く鋭い棘は捨ててしまえばいいと想うの。」

しばらく黙った後で彼女は答えました

「怖いのです。あたたかな優しい言葉で私もこの長い方の鋭い棘を全て捨ててしまおうとしたのです。しかしそれを信じているんですけど、まだ怖くて仕方ありません。私は一人で何とか花を咲かせるために、この武器のような棘を取っておいた方がいいのか悩んでいます」

薔薇は笑いながら言いました

「ルドゥーテの薔薇のような芳しい美しさには我々はかなわない。けれども密かに可憐に咲く力は持ってるもの。最後の最期まで信じて信じて花を咲かせればいいのではありませんか?その棘を落として。いいじゃありませんか。あなたはもう野いばらではなくなりつつあるのですから」

それを聞いて上を向き天を仰ぐように彼女は空をじっと見ました。

涙がつ~っと流れました。

「そうね。もう本当に最期なんですもの。信じて信じて疑わず、春風の妖精のささやきに身を任せる事にいたします。」

気がつくと野いばらの長くて鋭い棘はポロポロと落ちてゆくのでありました。

そうして気がつくと彼女は知らぬ間に

美しいつる薔薇に姿を変えておりました。

短い棘はあるものの、あの鋭く人を寄せ付けない長い棘は、全て地面に落ちてしまっておりました。

辺りには優しい甘い彼女の香りが漂いはじめておりました。

薔薇の妖精はにっこり笑って彼女に手を振りました。

つるバラを見て

何だかこんな物語浮かびました。

きれいだなあ~。


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名古屋カノン

2023-06-05 06:06:18 | つれづれ
今年の名古屋カノンのコンサートは

7日水曜日の午後2時からと

17日の午後1時からです。

私は7日と17日の、コンサートの時に参ります。

7〜10日

14〜17日

作品達はカノンで見られます。

名古屋近辺の皆さん

興味ある方は

名古屋鳴海駅から花井バス停近くの

ギャラリーカフェカノンさんまで

お立ち寄りくださいね。


コンサートはいつも通り予約制。

まだ空きがあるようです。

お申し込みは私もしくはカノンさんまで。



ここから名古屋までは

飛行機なら安くて早いです。

京都人

空港遠かったから飛行機なれてませんが

名古屋とか東京は

安くて早いのですねえ。



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