St. John of the Crossの生き方に憧れて

受洗後、最初に買ったカトリックの本が「愛への道」。相応しい生き方をしてない。彼に倣う生き方が出来るよう心がけたいです。

化学・化学・化学・・・

2010-01-13 02:32:40 | Weblog
ウエステンラさんも使ったかと思いつつ、化学の教科書を参考にした。
「化学入門六章」(A.R.H.Cole氏他著:化学同人刊)の紹介。ほぼ目次。
訳者の言葉にあるように、
「化学を出来るだけ身近なものに感じさせようと意図で書かれた」書であり、
「”何が起こるか”について知っておくことが望ましい」「理論課程の前に、実験し、学習し、記憶すること」を序文で説いている。
つまり、「化学が化学変化の学問である」の哲学のもとに書かれた。
オーストラリアの教科書。
6章に分かれる。
1.序では、
 1)金属と非金属
   金属(3/4らしい)、非金属(1/4らしい)の違いを述べて、
   金属の反応性系列など。
 2)化合物の型
   水(水素結合、疎水性・親水性、モル濃度、酸・塩基)
   電解質(強弱、陽・陰イオン)・非電解質
   酸(強弱、ニプロトン酸)・塩基(強弱)・塩(加水分解、酸化物)・命名法
   共有結合化合物(有機・非金属酸化物・非金属ハロゲン・錯イオン)
 3)化学反応の型
   中和
   弱電解質が生成する反応
   溶け難い塩の沈殿
   気体の発生
   酸化還元反応または電子移動反応
こう見ると横糸だ!
2.身近な金属
  具体的には、
   アルミニウム・カルシウム・クロム・銅・金・鉄・鉛・マグネシウム・水銀
   カリウム・銀・ナトリウム・スズ・亜鉛
  について、
   性質・治金
  を述べる(治金は他に回している)
3.身近な非金属
  具体的に、
   臭素・炭素・塩素・水素・ヨウ素・窒素・希ガス・酸素・リン・硫黄
  の性質を具体的に述べている。
4.気体
  同じく(省略して)、
    アンモニアから二酸化炭素まで。
  の性質。
化学物質の図鑑。
5.工業と化学
  ここまで約半分。ここがこの書の特徴か。
   金属・合金
   生活を支える化合物
   化学処理と環境
  に分類し、多様に扱っている。
6.家庭にある化学製品
  同じく個性。
   アルコールから酢まで。
工場見学したくなる。
「そこに感想を持って行くのもどうか?」と思うが、アルコールの委細、呼気中アルコール分測定器、ウラン抽出法まである。推測出来るかと思うが、有機も一緒に扱っていて、高校の副読本に最適と思った。
ヘッドラインの後、サマリーを埋めていこうと思う。
化学が好きになる、と思う。

 並行箇所半分を「無機化学」(齋藤太郎氏:岩波書店刊)。読む。
参考文献に「無機化学」教科書他、ポーリングの「化学結合論」・アトキンス、錯体化学などとあるように広汎に扱っている。
 例えば、アルカリ金属。
  鉱物・海水中豊富。からDavyの単離・融点沸点・NaのD線・水との反応性・ク
  リプタンド錯体Na(crypt)の構造・アルカリ金属のカチオンと電子への分離
  と電子のアンモニアによる溶媒和、などなど・・・
高レベルだが、こちらも再読しようと思う。
なお、「はじめに」には、「元素化学という観点で」「物理化学でも学ぶものであるが」とあり「広汎な大学授業の本質を掴むため」。


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