プクプク日記 観劇 映画 落語 スポーツ観戦 読書の日々

今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

愛之助 優香 藤井隆 迫田孝也&三谷幸喜作 「酒と涙とジキルとハイド」

2018-05-26 09:52:49 | 日記
4年ぶりの再演となった「酒と涙とジキルとハイド」観てきました。メンバーは、前回と同じ。ジキルに片岡愛之助 ハイドを演じるビクターに藤井隆 ジキルの婚約者イブに優香 ジキルの助手プールに迫田孝也です。

舞台は ジキル博士の研究室。初演の時は 冒頭 意味の分からないシーンがあったのですが、今回はなし。すっきりした出だしです。明日は、ジキル博士の研究 人間の「善」と「悪」を分離させる薬を 学会に発表する日。が、薬は まだ完成していない。そこで、博士は姑息な手段を用います。役者のビクターを雇い、ハイドの役をやらせようというのです。「失敗する」というプールの忠告も無視。そして、あろうことか たまたまそこに居合わせた 思い込みの激しいイブが、ビクター演じる「ハイド」の存在を信じてしまいます。しかも、 自らも薬を飲んで 「ハイジ」という分身になりきる。「ジキル」「ハイド」「イブ」「ハイジ」という4人が、舞台を走り回るシーンは、笑えます。
ラスト 実験の失敗を認めざるを得ない博士から 一粒の涙が・・・と、薬に化学反応が起こり・・・というお話。

「やったぜベイビー!」などのオヤジギャグを連発する愛之助ジキル 貞淑なイブとあばずれハイジを演じ分ける優香 ハイドにさせられ、悪いことをしなきゃならない状況に追い込まれ「泣く子はいねぇか~」と「なまはげ」のセリフを連発する藤井ビクター さらに、3人の変身ぶりを見て大受けし、混乱に拍車をかける迫田プールと、4者4様の笑いを見せてくれた役者陣。面白い舞台でした。

こんな時代に生まれたかった!「女房学校」

2018-05-25 10:39:02 | 日記
渋谷シネマヴェーラで上映中の「美しい女優•美しい衣装」より「女房学校」観てきました。今回 登場する「美しい女優」さんは、山本富士子 叶順子 朝丘雪路の3人。女房役を演じています。なるほど 皆さんお美しい。
山本富士子演じる松代は、料亭の女将。母から受け継いだ料亭を 一人で切り盛りするやり手。旦那さんは「青い金魚」の研究に打ち込む学究肌の男•浩介(森雅之)
叶演じる経子は、結婚2年目の若妻。が、夫の菊川(川崎敬三)は、 仕事一筋で、家庭を顧みない。
朝丘演じるまりは、テレビのディレクター。夫の俊吉(川口浩)とは契約結婚。が、仕事が忙しく 契約を履行できないでいる。 
と、それぞれ問題を抱えている夫婦3組。まず、大胆な行動に出るのが女性軍。
松代は 料亭の客・菊川と 箱根でゴルフ。
経子は、初恋の人・俊吉と 朝まで踊りあかす。
まりは、浩介に 仕事がらみのアプローチ。
朴念仁の浩介だけは、まりを諭すが 後の2人は、まんざらでもない。
さて、困った松代の父(小沢栄太郎)と経子の父(千田是也)は、互いが惚れているバーのマダム(月丘夢路)に相談。「マダムX」という人物を仕立て上げ、深夜 3人をホテルの1室に呼び出す。そして・・・

もちろん 3組の夫婦 丸くあさまるのですが、いずれも、妻たちが 夫への愛を再確認するところが凄い! 日本は平和でした。こんな時代に生まれたかったものです(笑)

禁じ手解禁? 白鵬対栃ノ心を占う!

2018-05-24 10:55:02 | 日記
今日は、いよいよ大一番 白鵬対栃ノ心です。勝った方が優勝にグッと近づく一戦。過去、栃ノ心は、一度も白鵬に勝ったことがありません。
ただ、今年になってからの栃ノ心の充実ぶりは凄い。そして、2月の「大相撲トーナメント」では、白鵬を真っ向から破っている。花相撲とはいえ、これは、栃ノ心にとって大きな自信になっているでしょう。
さて、今日の一番。両者 右の相四つ。がっぷりになれば、栃ノ心有利でしょう。問題は、立ち合い。白鵬は、横綱審議委員会の物言いもあり、今場所は、「張り手」は何度か見せましたが、「かち上げ」を封印しています。が、北の富士さんではありませんが、「背に腹はかえられない」一番となれば、「禁じ手」を見せる可能性もあると思います。
立ち合い 機先を制して いかに自分有利な体勢に持ち込むか。十分に考えられる作戦でしょう。栃ノ心の方は、廻しを掴めば自信があるのではないでしょうか。いかに栃ノ心に 十分な体勢にならせないか そこは、百戦錬磨の白鵬 当然秘策はあるでしょう。

どんな相撲が見られるか? その時を楽しみに待ちたいと思います。

あの監督に読ませたい「十二番目の天使」

2018-05-23 10:56:42 | 日記
来年 「シアタークリエ」で、このタイトルの舞台が上演されると知り、面白そうな内容だったので、読んでみました。「十二番目の天使」オグ・マンディーノという作家の作品です。

舞台は、ニューハンプシャー。若くして成功したビルという男が主人公。愛する妻サリーと 一粒種のリックと3人で暮らしています。仕事で成功し、故郷へ錦。が、悲劇がおきます。家族が突然の事故死。ビルは、生きる希望を失います。そんなとき、ビルの学生時代の親友ジョンが、地元のリトルリーグの監督をやらないかと誘います。地元の人は 皆 子供たちのひと夏のプレーを楽しみにしています。集まった子どもたちのなかに、ビルはリックそっくりの少年を見つけます。ティモシー・ノーブルという少年。とても華奢で、野球は下手くそ。リトルリーグは、4チームから成り 1チーム12人で構成されています。各チームの監督が選手を選んでいくのですが、ティモシーはどこからも選ばれず 48番目の選手として、ビルが率いる「エンジェルズ」に入ることになります。
技術は下手くそなティモシーですが、やる気は人一倍。「絶対 絶対 あきらめない」「ぼくは 毎日 どんどん良くなっている」と繰り返し、諦めることを知りません。ティモシーのエラーで負ける試合もあったのですが、そのポジティブな姿勢は チームの鑑となり、ビルやジョン 大人たちも舌を巻きます。
ティモシーの精神が チームに活気を与え エンジェルズは、ヤンキーズとの優勝決定戦に挑みます。ここまで1本のヒットも打っていないティモシー。果たして、有終の美を飾ることはできるのか? ゲームが始まります。

どうですか? 実にベタな展開。でも面白い。「努力」で1歩1歩上がってきたティモシー。これが、本来のスポーツのあるべき姿ですよね。そして、そんな少年を陰になり日向になり支えてきた監督たち。これもまた、指導者のあるべき姿。昨日 選手が「真実」を語った あの監督(正しくは 前監督ですね)に読ませたい!
ティモシーがヒットを打てるかどうか。 エンジェルズが優勝できるかどうか。 皆 予想通りに終わります。予想を裏切る結末なんて 誰も喜ばないでしょうしね。そして、ラストにどんでん返しがありますが、これも予想できるもの。が、それでも感動できる。いい作品でした。

「野ざらし」「千早ふる」 「柳家小三治独演会」

2018-05-22 10:21:53 | 日記
日曜日の昼下がり 日本橋三井ホールで行われた「柳家小三治独演会」です。
演目は「野ざらし」と「千早ふる」の2席。

「野ざらし」 マクラで 「私の一番好きな小噺」と披露したのが
「これだけ無精な奴が揃ったんだから 誰が一番か決めようぜ」
「よそうよ めんどくさいから」
その後、亡き師匠・五代目小さんの話などなど そういえば新宿末広亭の「五月中席」は、「小さん祭り」でした。ネタに入ってからは 釣りの「かき回す」シーンが、バカに面白かった。

仲入り

「千早ふる」 最近の師匠の高座で、まま見られることですが、「モリカケ問題」「トランプ」「戦争」・・・と、怒り爆発の師匠。マクラも幾分長め。「ネタ」に入ってからは いつも通りでしたが、師匠の「反骨」ぶり見させていただきました。