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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

「道」「甘い生活」•••フェリーニ作品へのオマージュ「フェリーニに恋して」

2018-04-10 10:48:42 | 日記
全編 フェリーニ作品への愛が詰まった「フェリーニに恋して」です。恵比寿ガーデンシネマでの上映。
といっても、私、そんなにフェリーニファンというわけではなく、観たのも「道」「甘い生活」あと「8 1/2」くらいです。数は少ないんですが、「道」の印象は強烈でした。
この映画の主人公ルーシー。20歳。が、母親のクレアが自分の人生を反省し、娘には同じ失敗をさせないように育ててきたので、この年になっても、外の世界は、全く知らない。
ルーシーの楽しみは、母親と一緒に観る映画だけ。それが、彼女の人生を全てだった。が、彼女の人生を一変する重大事が起きる。クレアが病に侵され、死も間近になってしまうのだ。もちろん、ルーシーには内緒にしているのだが、異変に気付いた彼女 自立しようと決意する。
会社に面接に行くが、その道中 色々なトラブルに巻き込まれてしまう。疲れ切ったルーシー ふと見かけた映画館で「フェリーニ映画祭」に出会う。いっぺんに、その映画に魅了された彼女。フェリーニに会いに イタリアへ行くことを決意。自立の旅が始まります。
フェリーニ映画と彼女の旅がマッチして、素敵な映画になっていました。フェリーニとは関係ありませんが、「24」のクロエ役 メアリー・イン・ライスカブがクレアの妹役で出演していたのは、「24」ファンとしては、嬉しかった。