函館山は函館の町の南側で海に飛び出した岬にある山だ。ここからの夜景は「日本三大夜景」と呼ばれているが、ほかの2箇所がどこかは知らない。その上「百万ドルの夜景」とも呼ばれているが、最近の円高で価値がだいぶ下がっている。せっかく函館に来たのだから是非見ておこうと言うわけで、ロープウェイの駅まで歩いてきた。函館は坂の多い町で、この山の下の駅迄もかなり急な坂を上らなければならない。例によって体力が極端に無い局長は息があがっている。
ロープウェイのゴンドラはビルの3階くらいから出ている。上空を行き来するゴンドラが見えるが、かなり大きな箱だ。僕らが駅に着いたときはまだ周囲も薄暗く、ゴンドラに乗る客もまばらだった。
と言うのも、函館山の八号目あたりから上が雲に覆われているからだ。券売所で切符を買うときに「雲で夜景は見えないけどいいですか」と念を押された。どうやら夜景は望めそうに無いが、函館に来る機会もそう無いのだから構わないのだ。
ゴンドラが出て少しの間は夜景を楽しめる。それを知ってかゴンドラ内では、進行方向の後ろ側に客が集まって眼下に見える夜景に歓声を上げていた。
山の上に着いた。見てのとおり7月の最終日、海抜334メートルだ。山頂の展望台付近は雲の上に顔を出しているのか霧の中のように霞んではいないが、予想通り眼下の夜景は雲に阻まれて見えない。
まあ仕方ないと諦めていたが、やはり普段の行いがよいのか雲が晴れて夜景が見えるようになった。ただ、まったく雲が無い状態ではないので「目の覚めるような」100万ドルの価値がある夜景ではない。大体45万ドルくらいだろうか。それでもこれだけ見えたのだから喜ぶべきだろう。函館の町が左右から海に挟まれて、真ん中が細くなっているのが分かる。一番細いあたりの左側、海の中にぽつんと大きな点が光っているのは、青函連絡船記念館摩周丸だ。
展望台がものすごい混雑で、何でこんなに人がいるのか??と不思議だった。とてもゴンドラで運びきれる人数ではない。と思ったら展望台の裏手にバスの駐車場があって、麓から道路が続いていた。なるほど、これほど大量の観光客を輸送できるわけだ。
さて、夜景見学を終えて街中に戻る。あたりはもうすっかり暗くなっている。ここは、十字街と呼ばれる交差点で、路面電車が2方向に分岐している。写真中央の下の方、道路のところに何か不思議なものがあった。
それがこれ。何しろ周囲が暗かったのでこんな写りだけど、小さな展望台のようなもの。どの程度小さいかと言うと、大人一人が入っているのがやっとと言ったサイズだ。使われているふしはないがこれはいったい何だろう?と思ったら解説があった。かつて十字街の交差点で分岐する路面電車の安全を図るためにここに人が入っていた監視台だそうだ。この狭い中で何時間か交代で監視業務についていたのだろう。
今夜の宿は、函館駅を通り越して路面電車で現在位置から反対の端にある湯の川温泉だ。
ロープウェイのゴンドラはビルの3階くらいから出ている。上空を行き来するゴンドラが見えるが、かなり大きな箱だ。僕らが駅に着いたときはまだ周囲も薄暗く、ゴンドラに乗る客もまばらだった。
と言うのも、函館山の八号目あたりから上が雲に覆われているからだ。券売所で切符を買うときに「雲で夜景は見えないけどいいですか」と念を押された。どうやら夜景は望めそうに無いが、函館に来る機会もそう無いのだから構わないのだ。
ゴンドラが出て少しの間は夜景を楽しめる。それを知ってかゴンドラ内では、進行方向の後ろ側に客が集まって眼下に見える夜景に歓声を上げていた。
山の上に着いた。見てのとおり7月の最終日、海抜334メートルだ。山頂の展望台付近は雲の上に顔を出しているのか霧の中のように霞んではいないが、予想通り眼下の夜景は雲に阻まれて見えない。
まあ仕方ないと諦めていたが、やはり普段の行いがよいのか雲が晴れて夜景が見えるようになった。ただ、まったく雲が無い状態ではないので「目の覚めるような」100万ドルの価値がある夜景ではない。大体45万ドルくらいだろうか。それでもこれだけ見えたのだから喜ぶべきだろう。函館の町が左右から海に挟まれて、真ん中が細くなっているのが分かる。一番細いあたりの左側、海の中にぽつんと大きな点が光っているのは、青函連絡船記念館摩周丸だ。
展望台がものすごい混雑で、何でこんなに人がいるのか??と不思議だった。とてもゴンドラで運びきれる人数ではない。と思ったら展望台の裏手にバスの駐車場があって、麓から道路が続いていた。なるほど、これほど大量の観光客を輸送できるわけだ。
さて、夜景見学を終えて街中に戻る。あたりはもうすっかり暗くなっている。ここは、十字街と呼ばれる交差点で、路面電車が2方向に分岐している。写真中央の下の方、道路のところに何か不思議なものがあった。
それがこれ。何しろ周囲が暗かったのでこんな写りだけど、小さな展望台のようなもの。どの程度小さいかと言うと、大人一人が入っているのがやっとと言ったサイズだ。使われているふしはないがこれはいったい何だろう?と思ったら解説があった。かつて十字街の交差点で分岐する路面電車の安全を図るためにここに人が入っていた監視台だそうだ。この狭い中で何時間か交代で監視業務についていたのだろう。
今夜の宿は、函館駅を通り越して路面電車で現在位置から反対の端にある湯の川温泉だ。