新・tmoの今日の一発

こまかいところを、あえてつっついて楽しむところです。

太陽の塔。

2007-09-22 21:22:02 | 今日の雑感


森見登美彦の「太陽の塔」を読みました。

いや、これはおもしろい。

ここ1ヶ月ばかりの個人的読書ブームの中で、いきなりトップに躍り出ようとする作品なのでした。


内容について詳しくは書きませんが、

ある大学生の日常を取り巻く

不可解な行動

被害妄想

異常な人間模様


なんかが、昔の文学作品みたいな語り口で綴られていきます。


「いや、これは面白い。」

とかいう冷静な面白さではなく、読んでて吹き出すような面白さといいましょうか。

次々と3段落ち的に落としどころがやってくるので、3ページに1回くらいは笑いましたね。

それは決して大げさでなく。


昼休みにフロアの隅でだらっとして本を読んでいるというのは、こないだ書いたとおりですが、

フロアの隅で一人ニヤニヤしている姿は、さぞかし気味の悪かったことでしょう。

機会はなかったけど電車の中とかじゃ、絶対読めないな・・・(; ̄ー ̄A


しかしまあ、ほんとに面白い作品でありました。


ちなみに、ほんとはこの人の別の作品を読みたかったのです。

しかしながらまだ文庫化されていない様子。

早く文庫化されねーかな。