さて、翌朝も割と早めに起床したので、行動を開始。
昨日、件の展望室でもらったパンフレットにも書いていた
「弥彦神社」
というところへ向かいました。
「新潟でも随一のパワースポット」
なんだそうで、それは神社好きの私は行かねばならない。
しかも縁結びの神様。
ますます行かない理由がない。
残念ながら、二日目は雨模様でしたが、ナビの言うとおりに北陸道を通って行くと1時間くらいで着きました。
やあ、やはり神社独特の厳かな雰囲気は良い。
境内を歩き回って一通り見てきたのでしたが、目を引いたのが
「津軽の火の玉石」
なんでも、願い事を念じながら持ち上げて、重ければ叶いにくく、軽ければ叶いやすいと、そういういわれのものでした。
二つあったのでどうしようかというところでしたが、とりあえず最初は
「ここはひとつ、良縁に恵まれますように」
と唱えながら持ち上げてみたところ・・・
・・・うん。重いっちゃ重いけど、軽いっちゃ軽い。
まあ、軽いと思ってればいいか(^_^;)
と思い直しつつ、もう一個ある方を、
「仕事がうまく行きますように」
と唱えて持ち上げると・・・
・・・同じくらいですかね。
これもまず、気の持ちようということで(^_^;)
この「弥彦神社」自体、「弥彦山」という山のふもとにあるのでしたが、その「弥彦山」の頂上にいわゆる「奥の宮」があるとのこと。
「御神廟」
というところで、ここに縁結びの神様が祭られていると。
それは行かねばなるまい。
雨模様だったので景色は期待できなかったのでしたが、とりあえず車で向かってみたのでした。
「弥彦山ロープウェイ」
というのもありましたが、まあ、車で良かろう。
20分くらいで山頂の駐車場に到着したのでしたが、まあ、人がいない。
そりゃ、景色を売りにした観光地なのに雨なのだから仕方ない。
展望レストランも休業。
なにしろ展望できないのだから、これも仕方ない。
この「弥彦山」は、標高634メートルと、あの東京スカイツリーと同じ高さなんだそうです。
スカイツリーも行ったことないですが、晴れてりゃ相当良い景色のようで。
まあ、仕方ないか。
駐車場を見回すと、観光バス2台と、俺の車しかない。
途中で
「クライミングカー」
という、エレベーターというか、やたら急な電車みたいのに乗ったのですが、定員30名のものに乗っているのは俺一人。
なんとも寂しさをかきたてられるではないですか。
ちなみにこの「クライミングカー」の乗り場から「御神廟」までは、おおよそ徒歩15分とのこと。
まあ、それほど遠いわけではないかと、傘を差して歩き始めたのですが・・・
歩き始めて2分くらいのところで、強風にあおられて傘が破壊されました( ̄- ̄;)
・・・これは切ない。
この雨風の中、傘もささずに15分も歩くのか。
と、一時弱気な考えがよぎったのですが、この状況でお参りしてこそのご利益であろうと、やる気を奮い立たせて再び歩き始めたのです。
徒歩15分。
というと、まあ、それほどの距離でもなさそうに思えました。
ただ、
「ずっと登りである。」
ということを考えておりませんでした。
何度も書きますが、この雨風の中、ぬかるんだ道をずっと登るというのはなかなかつらい。
やはり引き返そうか。
とか、何度も考えつつの強行軍。
頬を伝い落ちるのは、雨なのか、汗なのか。
途中すれ違った工事関係の方々に
「お疲れ様です。」
とか、苦笑気味に声を掛けられつつ、ようやく頂上にたどり着いたのでした。
まあ、周囲は真っ白でしたが、晴れてればいい景色なんでしょうね。
また、リベンジしに来ようか。
で、「御神廟」ですが、やはりここも神社特有の厳かな雰囲気に包まれておりました。
街を見下ろすように建っている祠は、決して大きくはないが、説得力がある。
万感の想いを抱きつつ、参拝を済ませて下山。
途中、ようやく観光客と思わしき方々とすれ違いました。
「お疲れ様です。」
といった言葉が出ました。
妙な仲間意識といいますか(^_^;)
駐車場に着き、あまりに濡れていたのでTシャツを着替えると、なんとも言えない脱力感。
ああ、運動した。。。
同時に腹が減っていることに気づき、またしても携帯で検索したところ、
「燕背脂ラーメン」
というのが目にとまりました。
ああ、昨日Tものり君も言ってた。
そんなに遠くはないようなので、適当な店を目的地に「いざ背脂」。
そこそこ近くなったところで再び検索して、結構評判の良かった
「杭州飯店」
というところで昼飯。
こってり醤油という感じでしょうか。
うん、「とびきり」という感じでもないですが、普通に美味かったですね。
そして餃子がでかい。
よく考えたら、朝飯も食ってなかったのでなおさらでした。
さて、腹も満たされ、それなりに幸せな気分になったところで次は何するか。
そもそも燕市って、ラーメン以外に何があるのか?
どうやら、大雑把に言うと「工業の街」のようでした。
洋食器とか、刃物とか、そういうものですか。
「燕市」と、隣の「三条市」が一緒になった感じで。
せっかく来たのだからと、
「燕三条地場産業振興センター」
というところへ向かってみることに。
よくある「物産館」というよりか、本当に産業の紹介をしている施設のようです。
即売所もあり、一つの観光施設となっている模様。
入って一通り眺めてみると、さすがに派手さはありませんが、いかにも精巧そうな工具や、食器なんかが展示されています。
これはこれで面白く、割と真剣に見ておりました。
撮っていいのか、よく分からなかったので写真がないのですが。
で、その流れで「即売所」も見て回ったのですが・・・
「記念に一つ買って帰るか。」
というほど気軽に手が出るもんでもありません。
職人さんが作ったハイスペックな爪切りが実に1万5千円。
おそらく打ち出して作ったであろうぐい飲みが数千円。
それでもせっかくだから買ってみるか。
とか、しばらく悩んでましたが、最終的に断念しました。
さすがに高級すぎる。
まあ、買えそうなものもありましたけどね。
包丁とか、スプーンとか。
その後、近くにあった食器のアウトレット的なところへも寄り道。
こういう食器に特化したアウトレットがあるのも、この街独特のところなんでしょうか。
結構遠くから来てる人もいましたね。
ここでも、何も買いませんでしたが(^_^;)
あと、脈絡はないですが、燕市で気になって仕方なかった看板(?)
「いや、まさかそんな・・・。」
とか思って調べてみたら、本当のことのようでした(; ̄ー ̄A
ぶっちゃけた話、このままお土産買って帰ってもいいかな。。。
とか、思ったのですが、時計を見るとなかなかいい時間になってました。
ここから帰っても、まあ、今日中には着くであろう。
とか思いつつ、普通に仕事中のTものり君に連絡すると、とりあえず大丈夫そうなので、もう一泊することに。
今度は駅前に宿を取り、新潟市へ引き返したのでした。
で、合流して夕飯。
駅前の串かつ屋でした。
うんまあ、美味かったですよ。
つうか、二日間もすまんTものり君。
また仙台で。
という感じの二日目でした。
書いてみたら意外といろいろ行ってたな。。。
ていうか、また来てね。
次は中越や上越、佐渡にも案内したいねー。
すげー楽しかったし、助かったよ。
今度は、君も休みが取れる日に行くからね。。。
ありがとう。
またいきます。