通常営業。

とてもありがちな表現かもしれませんが。
あんなことがあっても、とりあえず桜は咲くのだなとしみじみ思ったので見かける度に写真を撮っておりました。










来年は、落ち着いて花見ができますように。

復旧状況。

ここ最近は何かと忙しくしておりました。
うっかりすると１か月も放置する勢いです。

あの地震からもすでに１か月以上経過しましたが、仙台あたりの復旧状況は目覚ましいもので。
あれだけパニックを引き起こしていたガソリン渋滞も、今では全くありません。
電気やガス、水道といったライフラインはほぼ復旧し、コンビニにもモノが戻ってきました。
スーパーとかにも並ばずに入れるし、本屋にも新刊が入っていたりします。

しかしながら、それらの店に入ってふと気づくと天井が崩落したままであったり。
道路沿いのマンションの壁に張られた補修箇所の目印がとんでもないことになっていたり。
道路自体、陥没した箇所がそのままであったり。

何よりも沿岸部の状況はあまり進展していないように見えます。

本格的に「復興」といえるまでは、やはりまだまだかかるんだろうなと思います。
がんばろう東北。がんばろう日本。


さて、放置中に起こった主な出来事をまとめておきます。


■余震
４月７日の夜にに大きな余震がありました。
仙台の一部でで震度６強を記録したやつです。
丁度その週はずっと八戸市に出張しており、その時もホテルにおりました。

月曜日に行って、ようやく明日帰れるということで、一緒に行っていた数人で飲みに出て、帰ってきたあたりでした。
とりあえず風呂に入って、帰りに買ってきたビールを飲みつつ、だらっとしていたのです。

するとすでに慣れてしまった感すらある緊急地震速報。
一瞬「また空振りかな」とか、思ったのですがみるみるうちに尋常ではない揺れ。
そして即消える電気。

繁華街の中にあるホテルだったのですが、外を見ると真っ暗で、かなり混乱している様子。
とりあえずジャージに着替えてロビーに行くと、一緒のメンツが何人か出てきておりました。

しばらくラジオやらワンセグやらで情報を仕入れつつ話をしていましたが、やがてあきらめて就寝。

翌朝、早速始まっていたガソリン渋滞を横目にお客さんのところへ出向くとやはり結構な混乱具合。
ここ１週間の作業の続きなど出来そうもない様子。

急遽環境の復旧作業に注力して、昼過ぎには撤収したのでしたが、会社についたのは２１時過ぎでした。
なんとも、大変な出張になってしまいましたね。

なにやらここしばらくは余震、しかも相当大きいのが起こる可能性が高いそうです。
数年経ってから起こる可能性もあるとか。

せっかく復旧してきているのに、またしてもぶち壊すつもりか。

とか思うと、なんとも切なくなります。



■片づけ
先日書いた親戚の家で片づけをするというので、何度か手伝いに行きました。
見た感じがすごかったのである程度覚悟していたのでしたが、始めてみると想像以上でした。

１階部分は天井付近まで水に浸かっているわけですから、冷蔵庫やらテレビやらの家電品はまず全滅。
それらや家具なんかをようやく庭に出すと、今度は床にびっしりとヘドロが溜まっています。
というかこのヘドロが一番の強敵。

床一面に、例外なく５センチから１０センチの厚さで堆積しています。
それこそ「コテ」かなんかでまんべんなく塗り広げたように。
「なぜこんなに？？？」
と、不思議でなりませんでした。
普通に海に行っても、それほど目立たないもんですが。

そいつらをスコップで掻き出し、用意した土のう袋に入れて、やはり庭に出て積む。
という作業を、述べ６人でひたすら続けて実に２５０袋。



最後の方はなんだかもう、１回スコップですくう度に
「畜生」
とか、
「この野郎」
とか、つぶやかずにはいられませんでしたか。

それでも床が見えたときはある程度の達成感はあったもんです。
↓の写真は、前回の記事の最後に乗っけた写真とほぼ同じところから撮ってますから、それはそれはかなりの進歩。



もっとも、本当の意味での片づけはこれからなんだろうけれど。
ＡＣのＣＭじゃないですが、これからも応援というか、協力し続けたいと、改めて考えたのでした。





仙台あたりでは桜も満開を迎えようというところですが、今日の夕方は雪が降ってきました。
４月も下旬というあたりでは、さすがに珍しいことです。

なんだか、やっぱりどこかしら変になっているのか。
とか、考えてしまいますね。