ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

日曜の感想など。

2017-09-19 23:33:12 | おんがく
どこで差がつくのかななんて思ってたけど、その後かなりの差が見られた。

日頃の練習の積み重ね、部活動を通し規律や協調性・他人を思う心などを学び、そういうの全部ひっくるめて音が出てくる学生達と違って、一般バンドはみんなそれなりに仕上げてくる。
そういう音楽以外のもの経てきたり経てなかったり、いろんな人がいるけどそこは大人の集まり。
そして、全国に繋がるコンクールだからどのバンドも意識高い訳で。
それなりから抜け出るには?
差がつくのは何が違うんだろう…
最近の選曲はこういう感じなのかー…

普段アリの行列を眺めたり、スズメはカナブン裏返して柔らかいとこ攻めて食べるんだーなんて感心したりして、何の仕事してんのか自分でもわからなくなるぐらいゆるっとした日常を過ごしているので久々に頭フル回転させていろいろ考えさせられた。

ローエングリン。
要はエルザだが、割とよく演奏される曲だけど高校生の頃からなんて難しい曲なんだと思っていて今でもそう思ってる。
大変に美しい曲故にミスしたらすぐバレるのでごまかし通用せず。
譜ヅラ難しくないのに息の長いフレーズがとにかくキツイ。
音程取りづらくて一瞬足りとも油断できずコワイ。
コンクールとかでやるなんて気が知れないと常々思ってたこの曲、すごいの聴けちゃった。
前半木管が何かこう秘めながらずーっと美しさと緊張感持続させてて、終盤トロンボーンなだれ込んできたところからはもうsempreトリハダ。
音がデカイのって特にコンクールでは好まれない傾向にあったりする。
確かに音量すごくあったけど、音量じゃない。熱。
もんのすごい熱量。
奏者の想い。そしてそれを引き出す指揮者のチカラがとにかくハンパなかった。
なかなかこんな演奏聴けるもんじゃない。しばし放心。
2日経った今でも思い返しておかず無しでごはん食べられる。

その昔、自分が所属してたところもコンクール常連バンドだったが10年ほど前から65人という人数規制が出来てから出場していない(80人ぐらいいたのでメンバー選抜とかするんだったら出なくても…ということで)。
出てた当時、こうやって聴いてる人が興奮するような演奏が出来てたのだろうか。
先日、ひとまわり昔の全国の演奏がYouTubeにアップされてたのを発見して観たけど、先生の指揮がサイコーに素敵だというのは感じても、演奏自体については自分も入っちゃってるから客観的に聴けない。
(自分の汚点が気になりすぎる)
離れちゃった今、このバンドのコンクールを一観客としてホールで聴いてみたかった。