ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

「かがみ、掬う」

2017-11-05 22:30:56 | アート
先日古くからの友人と8年ぐらい振りの再会を果たした。
普通、結婚とか子供のあるなしで環境変わると話しづらくなる方が多い中、どのタイミングで会っても変わらない調子で話せる友人がいることに心の底から感謝する。

昔から写真を撮り続けている彼女。
先月群馬で開かれていた中之条ビエンナーレで作品を展示し、10月末からは仙台で個展を開くと言う。
その時は、へ〜すごいねぇなんて言って、見たいけど仙台か…と思っていたのだが数日前、見なくてはと急に思い立ち行ってきた。


いつも彼女の撮る作品はどこかなつかしくやわらかい。
ゆらゆらと揺れる透明の写真は光の加減や角度によって見せ方を変える。
一枚一枚切り取られたはずの風景が他の風景と重なることで見える新しい景色に途切れぬ時間と想いを感じた。
続くのだ。


自分を表現できる場を持つ友人を羨ましく思っていたが昔から他人とは思えぬ間柄、意外と似たような悩みを持ってる(笑)。
慰め合ったわけじゃないけど自分だけじゃないんだと思う事ができて少し前進。

しっかしお互い変わらんな。10年経っても
成長してない訳ではない。変化が地味を良しとしている。