ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

久々に音楽のことでも。

2016-11-17 23:33:41 | にっき
先日ピアノの調律をした。
約20年振りであることが判明。
だいぶ音程狂ってるなとは思ってたけど案の定かなり下がっていたようで、一気に上げようとすると今まで低かったのに慣れていたピアノが下げようと反発するらしく、最初440にして少し落ち着かせてから442まで上げてもらった。

実は調律してるところって今までに見たことがなかった。
音程はともかく長年放置していた割にはさほど状態は悪くなく一箇所バネを交換してもらうだけで済んだ。
と言っても終わるまでに4時間近くかかったのでものすごく集中力が必要な仕事だなと感じた次第。
ぶら下がった音程が元の位置に戻ってくるのを一音一音目の当たりで聴いていると、気持ち悪さと気持ち良さが繰り返され少し酔ったような気分。

とても人柄の良さが滲み出てるその女性の調律師さんは、
「たくさん弾いてあげてくださいね」
と仰って帰られました。
綺麗にお掃除もしてくれてピカピカになったピアノは喜んでいるように見えました。

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夕方仕事を終えその足で学童へ上の子を迎えに行くと、かーちゃん来るの早い!と最近怒られるので、まず一旦家に帰り洗濯取り込んで雨戸閉めて。
その後30分ほどぽろぽろとピアノ弾く時間にしている。
20年振りに調律したということは20年振りに真面目に練習しているわけで。
これが当然の事ながら全く弾けないのである。
実はこの弾いてなかった間ピアノの良さを知ってしまい、オケのCDよりピアノの方を多く買って聴いて癒されていたので弾ける環境になった今、理想と現実の差に打ちのめされている有様。
そして多少習っていたとは言え突き詰めていないから、どうやったら自分の出したい音になるのかやり方がわからないのである。
いずれ娘らにピアノやらせたいと思っているのだが、何よりも母が習いたい。

ということをしていると、これもまたギャップに苦しむのだろうけど本命の「楽器吹きたい」気持ちがムクムクと湧き上がってて。
こっちの方がまだ出来ない時の対処法を知っているので方向性を見定められると思うのだが30分じゃムリ。
リードさえ選べない。
あぁ…自分の時間が持てるということはなんと贅沢な事か。
楽器は夜中に出来ないところがツライ。

楽譜屋勤めの頃、いつか吹いてみたい、もしくは、意外に知られていないこの作曲家のこんなマイナーアンサンブル譜っていうのを幾つか買っていたのだけど、仲間がいないとどんな音がするのかもわからず。
密かに出番を待ってる子たちがたくさんいる。

毎週木曜日、新聞にチラシと一緒に10ページほどのタウンニュースが挟まってくる。
それに、イキイキと働く女性を紹介します!みたいなコーナーがあるんだけど、今日載ってたその人はどうもわたしの職場の方の奥さまじゃないかと思われる。
楽器店に勤めるその方曰く、
「演奏は聴いてもらうことが大切。届けたいという気持ちが楽しみを大きくして、技術アップにもつながります。」
…そうだよね。そうだよなあ。
と感化しちゃったもんで、こんなにもつらつら書いちまったよ。

ホントに奥さまなのかな?(笑)
会ったら聞いてみよう。