ぼけの花

のらりくらり日々感じたこと。
自分のための記録。

ナカタ

2006-07-06 23:22:00 | にっき
彼は本当にスゴイ人ですね...とてもひとつ歳上とは思えない。

自身のサイトに載せた引退表明文が、道徳の教材として教科書で登場するかも
って話じゃないですか。
(※読まれてない方は是非一度ググってご覧ください)
確かに自分の気持ちを非常に構成よくつづっているなぁと。
心の底からサッカーを愛しているのだなと痛いほど文章から伝わってくる。

それにしても、プロフェッショナルになるということは本当に厳しい世界なんだね。
あのプレッシャーに打ち勝つのは並み大抵のことではない。
いや、打ち勝つことなんて果たして出来るんだろうか。
「サッカー好き?」と聞かれて素直に好きだよと言えなかった・・・
って、苦しかったろうなぁ。

ブラジル戦終わってこみ上げてきた大きな感情。
「傷つけないようにと胸の奥に押し込めてきたサッカーへの思い。
 厚い壁を築くようにして守ってきた気持ち...」

「旅先の路地で、草むらで、小さなグラウンドで、誰かと言葉を交わす代わりに
 ボールを蹴るだろう。子供の頃の瑞々しい気持ちを持って――。」

半年ぐらい前から引退を考えていたようで、作家の村上龍は4ヶ月ほど前から
引退の決意を聞いていたらしい。
正直サッカーに興味がなくワールドカップもニュースで見るぐらいのわたしが
言うのもなんだが、彼が日本のサッカー界に与えたものは相当なものだろう。
けれどもそれと引き換えに受けた責任の大きさ・プレッシャーはそれ以上かもしれない。
もう、「お疲れさま」の一言に尽きる。

どうかこれからは、自分自身のサッカーを大事にしていってください。

彼はやっぱり、最後まで"孤高な人"というイメージが強い。
自分にも周りにも厳しいよね。それほど目指しているものが高いんだなぁ。
音楽で例えるなら、オケ奏者じゃなくてソリストなのかな・・・。
(でも孤高なソリストの音楽はわたし好きになれないな、きっと)

とにかく立派な人だとわたしは思います。
今後どう進んでいくのか、気になってしょうがない人です。