巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
さて、次は何を綴ろうか
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新世界の創造者

2017-10-23 00:38:51 | 
若さという武器も持たず
壊れを怖れず
逃げ場を作らず
我が道を信じて歩く
自分が切り拓いた道だから
到達点は狙い通りのはずだね

ひとりで始めたこの戦い
フォロワーを拒みはしない
勝ち馬に乗るのは世の常
僕は常に勝ち馬になろう
僕を信じないヤツは即退場
騙されたヤツだけ共に歩こう
何れにせよイバラの道だ
何の保証もない賭けに挑む

勝ちにこだわる僕は常にオン
「本気」という武器は邪気を殺す

かっこいいと思うよ
見た目云々じゃないんだ
むしろがむしゃらな泥臭さ
生き様の選択は自分次第
人の目は気にならなくなるよ

騙し、騙され合い
人は人から多くを学ぶんだ
失うものが多いのは自己責任だね

戦いは連鎖するんだ
次はくすぶってる君の番だ
ひとりで演舞の場を見つけるんだ
僕は懲りずに僕の道を掘り進むけど

誰も彼も負けていくんだ
負の連鎖は予想どおりだね
努力は嘘をつかないけど
努力だけでは勝てない社会事情

緊張関係は悪くないんだ
受け止められやしない斬新な僕
所詮はマイノリティー
そんな僕らが新世界を創る

零れ落ちる魂の発露
僕が拾い上げるから
君の「本気」が見たい
ただそれだけ

人生の最低到達地点

2017-10-15 22:01:51 | 
太陽と月を見比べて
君ならどちらを選ぶ?
なんて不毛な議論に
今宵は混ぜてもらおうか

たまにはバカになりたくなる
空気がシュルル抜けてくんだ

他人の苦しみなんて
わかりゃしないから
打てば響くと思って
ヒビ割った高価な壺

ボクの足跡とキミの葛藤
無関係な人を殺めて
未完成な人に生かされ
魂は野獣の食べ残し?

命って何なんだろうね
ちょいと哲学者気取り

あの頃に戻りたいなんて
チッポケな心で思っても
黙っているのが生の流儀
負のループから抜け出そう

所詮ボクはヒーローになり損ねたピエロ
ボクを殺してもナンボにもなりゃしない

1畳半の部屋から出直し
棺桶すら入りゃしないさ
窮屈さはボクの心の狭さ

一言でボクを形容してみな

最低、劣悪、強欲、薄情

クズをディスるのが苦手な君
誰かさんと同じく臆病者だね
蝉の抜け殻が並んでるよ
心を覗くのが怖いんだね

中身のないがらんどう
目を背けても無意味だね
僕の真の姿がここにある
さて、何を詰め込もうか

一番乗りが苦手と尻込みかい
一生そこで立ち止まるがいい
ボクはキミの決心を待たない
天を仰ぎ、この世界の真下に墜ちる!

リングの切れ目

2017-10-15 01:43:54 | 
もう終わりだね
心の疼きなんて
誰にも見せないし
奇跡を信じてるんだ

ほんの少し、だけ

そろそろ思い出なんて
全部捨ててしまおうか
記憶に残る面影だけで
きっと暮らしていける

そう、信じてみたい

取り巻く夜風が冷たいね
じきに冬がやってきて
世界は年齢を増やすのさ
ひとつずつ、ひとつずつ

いつかは、切れるリング

円を描いてきたはずが
チョークが根元から折れた
どうにもならない授業は
先生のダミ声でベルが鳴る

あー、あー、人生は
思うままにはいかないね
あー、あー、あと何歩
進めばゴールへ着くんだろう

リングの切れ目はもう近い

まだ終わらない
心の疼きも消えないね
誰もがもがきながら
奇跡を信じてるのかな

ほんの少し、だけ

甘えの象徴

2017-10-09 22:01:03 | 
もう数時間で世界は変わるよ
諦めの悪い僕達は後ろ向きで
後戻り利かぬ今日を引きずる

誰に迷惑をかけた訳でもない人生
あなたの数十年を誰も否定しない
永遠に僕の心に生き続けてほしい

憐憫の感情はなんか偉そうだよね
単に寂寥感の塊を抱いてたいんだ

誰の為でもないのは承知さ
僕だけの責任で処理しよう

秋雨がそろそろ降ってくるね
僕は部屋に籠って読書しよう
苦しさはわかっているだろう
そっとしておいてくれないか

随分と我がままな態度だよね
自分だけ傷ついてると思って
心を痛めているのは誰あろう
受け容れ難い今日を乗り越え
孤独な明日に立ち向かう人達

へしゃげた心は甘えの象徴
堕ちるところまで堕ちた僕がいる

カッコ悪さを隠すためにひとり
暗い表情して人前に顔を出さず
閉じ籠る僕の存在価値は幾ばく
測るまでもない、空気より軽い

ならば、いっそ身代わりになれよ
命は無為に使うほど余っていない
その覚悟もなく悲しむフリをする
自分に酔いしれるキザな詩人風情

掠り傷を塞いで、明日に備えるがいい
夜風は優しいね、出来損ないをも赦す

精一杯の鎮魂歌

2017-10-08 22:43:36 | 
響き合うファンファーレ
荘厳に送り出すと誓うよ

ひとり夜の公園を歩いて
若者達がじゃれ合う姿に
秋の虫達のオーケストラ
銀杏通りのむせ返る匂い
季節の変化は裏切らない

断る勇気
嫌われる覚悟
辞める言い訳探し

僕らしくない僕がいる
passionなら人一倍だけど

自分が嫌いな自分の選択
僕の人生への介入に憤る

適当じゃなくて、本気で生きてる
都合のいいことばかりじゃないね
自由の利かぬこの人の世で生きて
抗うだけ抗って大抵は潰れるんだ
我慢とか折り合いとか大人ぶって
ありたい自分を諦めてしまうんだ

弱さを認めるんだ
強さも万能じゃない
嘆く必要なんてないさ
僕が丸ごと買い取るから
どんな人生も受け入れるよ
必ずいつか終わりがくるんだ
勝利の方程式なんて知らないね
負け犬の遠吠えならせめて声高に

運命に流されるだけ流されて
大切な自分を少しずつ失って
いつの間にか姿を消し去って
それが人の生涯ってものかな
勝ち続ける勝負なんてないし
突然の訃報に崩れ落ちたりね
タフなメンタルなんて期待薄

明日のことなんて今決めちまえ
暗い夜道に眩い灯りを照らそう
僕が歩む真っ直ぐな道を塞ぐな
いつも誰よりも懸命に生きてる
君のemotionは二の次にするよ
予定調和にバリケードを張ろう
僕が僕らしくあるための境界線
もう誰にも邪魔立てさせないさ