人生、後悔のない航海へ!(コーチ・らしんばん)  

仕事も人生も思いのまま。今日は、人生という真っ白なカンバスにどんな絵を描きますか。

コミュニケーションと日本語

2014年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム

地震で飛び起きた後の、嬉しいお話 +α

私の長男、やっと定職に就くことができました。今月22日から出社だそうです。

彼は、昨年大学を卒業して就職したのですが、わずか3ヶ月で退社。
その後プー太郎生活を9ヶ月。この間、「せどり」もどきで稼いでいました。
今年の4月からは秋葉原の通販会社でアルバイト生活。

経済学部を出ている彼、なぜか「フォトショップ」を使ってデザインをする小さな会社で仕事をすることになりました。
大学のサークルでMACを使い、フォトショップで映像等の加工をしていました。卒業の年には、他の学部の授業を教授公認のもと聴講。
「芸は身をたすく」とはよくいったもの。

この会社、残業はほぼゼロ、土日お休み、ボーナスあり。彼にとっては完璧だあ~。
で、給料は?確かなことは聞いていないらしい。さすが、うちの長男らしい。

本題はこれからです。
就職に際して必ず直面する問題、面接と電話応対における言葉遣い。
うちの長男は高校、大学と推薦入学の超ぼんくら。ある意味面接慣れしています。
電話については、子供が電話に興味を示した頃から、意識して応対してきました。
従って、本人が思っている以上にできているようです。(本人は無意識にできているので、他人がよくできているのに接するとへこむ所がある。)

奥さんの友人のご長男のお話。
今年大学を卒業し、めでたく就職したそうです。
ところが、言葉遣いと文章の書き方がよほどひどかったらしく、トコトン直されているらしい。
結果、両親へかけてくる電話での言葉遣いやメール本文の文章が「ぎこちなく、??」。
あまりにも心配になったお母さん、息子さんのところへ様子を見に行ったそうです。

私もそれほど自信はありませんが。
敬語、謙譲語、丁寧語」これらは死語になったのでしょうか?
文章もそうです。約束事ぐらいは知っておかないと。
注意はしていても、間違いに「やっちゃった (@@;)」と反省は多々あります。

英文はもっと大変でした。ただでさえ、英語ができないのに。
私が作成した先方政府へ出す起案文書を読んでいた参事官が、ニコッと一言。
「何でもいいから、外交文書のルールに従って書け!」
ひえ~、外交文の文体でどうしても書くことができず・・・、
仕方なく、平文で書いたのがばれた。
20年以上前の私のトラウマの一コマです。

さて、コミュニケーションが大事と言われて久しいのですが、「日本語(会話と文章力)、特に文章力」の大切さを改めて思い知らせました。
人にものを教えることを生業として6年目です。伝えることの難しさを日々痛感しています。
私が授業で使用するテキストについてもそうです。このテキスト英文を翻訳したものなのですが。
このテキスト、一読して頭に入らない文章を片っ端から修正していただきました。カタカナや略字は許さない。単語一つ一つにけちを付けているととられても仕方が無いほどに、日本語を修正しました。
私はプロの翻訳家相手にけんかを売っているのでは?と思いつつも・・・。
最後は、開き直りました。このテキストは私が使用するのだ!文句は言わせない!
結果、ほとんど聞き入れていただきました。まだ、校正原稿が2冊あります。
私がなぜ、これほどまでに、翻訳にこだわったのかというと、日本語を大事にしたかったことと、研修生にきちんと意味が伝わる文章であって欲しかったからです。

技術屋は技術を身につけることも大事ですが、相手にきちんと伝えること、客先の要望・要求をきちんと引き出すこと。
これが一番大事なことだと思うのです。
そうです、日本語が大事ということです。
文章力を磨こう・・・ 

つたない文章に(@@;)
お粗末様でした。


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