独断と偏見

日々の出来事

大型連休分散化

2010-03-09 08:58:17 | うんちく・小ネタ

大形連休を分散させ人の流れを変えようという案が検討されています。
経済効果が大きい観光産業を中心に考えると確かにいい考えです。過度に人が集まらず、分散して利用客が確保できると見込めます。また、渋滞の緩和も期待でき、渋滞を嫌い引きこもっていた人も出かけるのではないかという期待もできます。
現実問題として、やはり地域をまたぐ産業は困る可能性が高いと考えられます。自社が休みの期間でも取引先が稼動していれば休む訳にもいかず、取引先が休みなら自社の商売は上がったりです。物流関係も物の流れが大きく変わり、現状は大型連休中は平均して物量が減少していたのですが、どこかが休みになればその地域の物量だけが減少するという偏った状況になり、行きと帰りの荷物のバランスが取れなくなり空車で回送する車両が増え無駄が発生する可能性も考えられます。また、久し振りに会う遠くの友達や里帰りした両親など片方が休み、片方が仕事ではあえて行く気にはならない人も出てくるかもしれません。
休みばかりを注目しがちですが、休日の意味という面でも問題視されています。子供の日は5月5日というのが全国共通ではなくなる。憲法記念日も。
ある調査では「とても賛成」7.6%「どちらかといえば賛成」26.0%。「とても反対」30.3%「どちらかといえば反対」36.1%と反対が2倍近いと発表しています。
誰もが納得のいく方法を考え、賛成を増やしていけるのでしょうか?反対が多いまま実施されるのでしょうか?案だけで終わってしまうのでしょうか?
いずれにしろ実施することではなく、効果に目を向けて欲しいものです。

コメント
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