北アルプスで遭難していた61歳の女性が救助されました。
1人で2泊3日の予定で入山し、沢沿いで座り込んでいたところを男性登山者に発見され、助けを求められた為、山小屋を通じて助かったそうです。
山小屋泊まりの山行の為テントもなく岩陰で休んでいたそうです。
食料が尽きてからは川の水で飢えをしのいでいたそうで、衰弱しているものの怪我もなく意識もはっきりをしているそうです。
すごいと思ったのが2週間以上も行方不明になっていての救助。登山暦10年以上のベテランだから生存できたのかもしれません。
遭難した時、救助を待つ時の手段は何通りもあり、そのケースに合わせてベストを尽くすことだと思います。
今回のように動かないで、体力の消耗を最小限にとどめじっと待つのもそのひとつです。
しかし、沢沿いは動物も集まってくるから危険だし、木などに隠れてしまうので空からの発見ができないため時間がかかってしまうデメリットもあります。
動けるなら上を目指すのも方法のひとつです。尾根に出れば登山道があるかもしれないし、目立つ色の服を着ていれば空からの発見も早くなります。
自然を相手にこうすればいいという方法はありません。
その時々で適切な判断が生死を分けることになります。
なによりも2週間以上の孤独に耐えて無事でよかったと思いました。