牧野良幸氏著作の本のタイトルです。
『僕の音盤青春記』に次いで2009年刊の本である。
はまりました。
『僕の音盤青春記』はまだ中途なのに、一昨日に届いた『オーディオ小僧』を一気に読み終えた。
ほぼ、同じようなオーディオ遍歴。
思わず吹き出してしまいます。
それぞれのテーマにコメントを送りたくなるほど、似通った時代を著者も歩んでいます。
小生にはSPレコードとの出会いはありませんが、テープレコーダーで自分の「声」を初めて吹き込んだ子供の頃のことは記憶にあります。
自分で購入したことはありませんが、ソノシートを友人宅で聞かせてもらったことはありました。
小学2年生の頃、叔父の家でポータブルプレイヤーで聞いたスパイダースの「夕陽が泣いている」が、初めて聞いたシングル盤です。
その後、従兄のところで、寺内タケシの「運命」やローリング・ストーンズの「テル・ミー」を聞いていきます。
小学校5年生の頃、グループ・サウンズが全盛期で、ポータブル・プレイヤーが欲しくて堪りませんでしたが、親の意見に従い購入を断念しました。確かに、この頃は、切手集めに夢中でしたから、小遣いではとても賄い切れなかったと思います。
中学1年の冬、ついに深夜放送や電話リクエストを聞き始めます。
ここで、ポップスやロック、当時流行し始めたフォークソングを聞き始めます。
中学1年の時、英会話用に買ってもらったカセットテープレコーダーに好きな音楽を録音し始めたのもこの頃です。
特に、ソニーがスカイセンサーを発売する直前の頃に買ってもらったラジオ「The 11D」から聞いたFM放送の「音」のクリアさには驚きました。
ステレオもないのに、中学3年生でブラスロックバンド・チェイスのアルバム『チェイス』を購入。初めてのLPレコードの購入。
その後も、ディープ・パープルの『マシン・ヘッド』、岡林信康の『狂い咲きコンサート』などを購入しています。
高校に合格した時、著者と同様に4チャンネル・ステレオを購入してもらいます。
この時、スピーカーの数が多い方が良い音がするのではないか、ウーハーの口径は大きい方が低音が出ると思っていたので、少し高めのシステムを購入しました。オート・スタート、オート・リターンの機能。贅沢にも、オープンリール・デッキも一緒に購入してもらいました。
この本が自分史に見えてくるので、苦笑の連続。
続く。ではでは。