『牧野式 高音質生活のすゝめ』(音楽出版社刊)を読んでチェックしていたSACDを入手しました。
富田 勲『PLANET ZERO FREEDOMMUNEoZERO session with DAWN CHORUS』(Columbia COGQ-57)です。
富田氏の作品は、大学時代に聴いた『展覧会の絵』だけがフルに聴いたアルバムです。
今回購入した理由は、2011年8月に予定さていたコンサートが悪天候のため中止となり、急遽、企画され発売に至ったアルバムでること。
そのコンサートで予定さていた作品を残そうと企画された、その作品はどういうものなのか。
ドーンコーラス(暁の合唱)とは何ぞや?
牧野氏の本を読んで興味が湧きました。
さらに、5.1chではなく、4chサラウンドに拘って造られた「音」とは?
夏の暁に聴いてみたいアルバムです。
そして、もう1枚。
Miles Davis 『In A Silent Way』(Sony Records SICP-10088)で、ハイブリットSACDです。
そして、5.1chサラウンドが収録されています。
発売は、2007年です。
某ジャズ雑誌のディスク・レヴューに記載されてから、いつかは手に入れようと思っていました。
小生にとって、このアルバムは掴み処のないアルバムでした。
レコードで聴いていると、『ビッチェズ・ブリュー』よりも曖昧なサウンドに聞こえていました。
それが、SACDで聴いてみると、2chでも5.1chでも、今までのこのアルバムに対する印象を一変させられました。
レコードとの比較試聴はしていませんが、楽器の一音一音が粒だって聞こえました。
レコードを購入した時のステレオ装置との違いもあることでしょうが、小生にとっては、うれしい「音」でした。
よく言われる「ジャズ・オーディオ」というものを意識してから、ジャズ・オーディオ向きアルバムを購入していますが、「音」で聴かせるアルバムが中にはあります。
「音楽」ではなく、「音」で。
今回は、「音」から「音楽」を再認識させてもらいました。
感謝!
ではでは。
(3月の頃、なかなかうまくブログのアップができず、しばらく更新を控えました。スムーズにアップできれば、また、少しずつやっていきます。)