ヒマ人クラブ

NO MUSIC NO LIFE! ジャズ、ロック、フォークが好きです。気ままにやっていきます。

山下洋輔読本

2009-08-20 | ジャズ(音源)

㈱音楽出版社から本年7月に発刊された本である。

いくら山下洋輔トリオがデビュー40周年を迎えたと言っても、

定価1,905円+消費税もかかる本が書店に並べられたのである。

しかも、10冊ほど山積みである。

となりのマイケル・ジャクソンの追悼誌は種類が豊富なのは理解できるが、

これらより高く積み上げられていたのである。

山下洋輔(p)氏が日本のジャズ界を代表する一人であるとしても、

こんな目を引くような置き方をされたことに敬意を表するつもりで、購入した。

いつか読むつもりで購入したその本を、前回の経緯で立ち寄った図書館で借りた

キアズマ』(’98年発売、ポリドール)を聴きながら読んだ。

このアルバムは、’75年6月にドイツで行われたライブの録音盤である。

メンバーは、坂田明(ts)、森山威男(ds)とのトリオである。

かの『読本』の冒頭は、ステージの写真が並べられているが、本文は第1章『踊る小説、飛ぶエッセイ』で「さらば碧眼聖歌隊 小説コンバット・ツアー PART 0」(山下洋輔著『ピアニストを笑え!』新潮文庫から再録)から始まっている。

有名な著作ではあるが、読んだことはない。

書店で手に取ったこともない。

しかし、読んで面白かった。

なぜか。

偶然とは言え、この文章の内容が、ちょうど『キアズマ』のライブ・ツアーと重なったからである。

本文に出てくるホルスト・ウェーバーは、同ツアーのマネージャーではあるが、本職はレコード・プロデューサーである。

アルバムに関するデータを見てみると、おぉっ、ホルストが記載されている。

思わず、にやぁっとしてしまった。

バックでは、坂田と森山の力強い演奏が聞こえている。

心がシビレた瞬間である。

こういう偶然を、私は大切にしている。

『キアズマ』と一緒に借りたアルバムが『Field of Grooves』(’01年発売、ユニバーサル盤)である。

ジョー・ロヴァーノ(ts)をゲストに迎えとジャケ帯に記載されているが、

私が注目したのは、

ティム・リースTim Ries(ts)とトニー・マラビーTony Malaby(ts)である。

ティム・リースは、ローリング・ストーンズのコンサート・メンバー。

トニー・マラビーは、『ジャズ徒然草』で紹介されていた注目のミュージシャンである。

そして、先日、さらに山下作品を図書館で借りてきた。

山下氏のソロピアノ・アルバム『レゾナント・メモリーズ』(’00年9月発売、ヴァーブ盤)と、

ニューヨーク・トリオ+川嶋哲郎(ts、ss、fl)『ミスティック・レイヤー』である。

今日は、これを楽しむとするか。笑!!!

 

 

 

 

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マイコレクションの発掘第17回(ジャズ編その9)

2009-08-18 | マイコレクションの発掘

Yosuke yamashita 『WIND OF THE AGE』(ヴァーヴ盤)

’97年に発売されたこのアルバムは、

山下洋輔(p)、セシル・マクビー(b)、フェローン・アクラフ(ds)で編成された山下洋輔ニューヨーク・トリオ結成10周年記念アルバムである。

ゲストにラヴィ・コルトレーン(ts & ss)を迎えて録音された。

何が「発掘」なのか。

このアルバムを見つけた時に、思わず笑ってしまった。

購入して、ビニール・カバーも封を切らず、約12年も寝かしていたのだ。

しかも、購入したことを、ずっと忘れていた。

切っ掛けは、ジャズ批評149号「特集 ワンホーン・カルテット」に取り上げられていた武田和命(ts)の『ジェントル・ノヴェンバー』の再発。

武田のサックスと山下のバラード・プレイに感銘した私は、いつものクセで、同時代の彼等の音源が聴きたくなった。

折りしも、山下洋輔トリオ40周年。

その記念アルバムを聴いて、さらに火が点いた。

山下氏のアルバムは、これも今夏再発された『寿限無』を2枚の中古アルバムで所有していた。

ジャケ買いをしたのである。

この他に、弟から送られた『プレイズ・ガーシュイン』を持っていた。

受験勉強中のこどもを図書館に送って行った際に、CDコーナーを散策。

所蔵枚数は少ないのに、山下氏のアルバムがいくつか収められていた。

このことは、後日紹介するとして、

先の『プレイズ・ガーシュイン』を聴こうと棚を探した。

これを見つけることは出来なかったが、

『WIND OF THE AGE』を見つけたのである。

このアルバムには、

「My One and Only Love」、「My Favorite Things」が収められており、ラヴィの音色を楽しむために購入したのを思い出した。

で、思わず苦笑したのだった。

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暑っ!

2009-08-09 | ジャズ

今日は曇っているんですが、

昨日は晴天。

昼飯を食いに出かける時の外気は、37℃でした。

家の中では、

オスカー・ムーア(g)のCDを聞いて涼んでいました。

アルバム・タイトルは『ガリバンティン・ギター+9』。

『ガリバンティン・ギター』と『オスカー・ムーア・カルテット』の2アルバムのカップリングとなっており、お得です。爆!

さて、このアルバムを購入する動機は、カール・パーキンス(p)の参加なんですが、

不純な動機は、アルバム・ジャケですか。笑!!!

ギター奏者を気に入って購入するところまで、ギターが好きという領域までまだ踏み込んでおりませんが、

このアルバムを聞いていると、シンプルなメロディー・ラインがすうっと入り込んでくるので、もう間近まできているのかもしれませんね。

50のラインを超えてから、以前は食わず(聞かず)嫌いであった音楽や楽器が素直に受け入れられるようになってきていると感じてします。汗...

で、夜は、

BSで、黄金の洋楽ライブを観ました。

今回は、ジョージ・ベンソン(vo. g)の’86年モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライブ映像でした。

ベンソンもギタリストではあるんですが、私の中では、やはりボーカリストですね。

フランク・フォスター率いるカウント・ベイシー・オーケストラとのダブル・ビル・コンサートだったと思いますが、一度ライブに接しています。

当時はフュージョン・サウンド隆盛時で、ベンソンも一番脂がのっている時期でしたね。

さて、

夏バテ防止に、週末続けている

ウォーキング&ランニングに出かけますか。

ではでは。

 

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すこ~し愛して

2009-08-06 | 息抜き

なが~く愛して

一世を風靡したキャッチ・コピー。

今、大原麗子さんの死が報道された。

高倉健主演の映画『居酒屋兆治』の中の大原さんが印象的でした。

合掌。

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