”玲瓏”管理人のつぶやき

"玲瓏:羽生善治(棋士)データベース"管理人たいがーの独り言(HP更新情報含む)

第56期王将戦開幕

2007年01月13日 | 羽生善治
※.The JapanTimes CLOSE-UP 英文和訳 は一回お休みです(^^;

 5棋戦連続挑戦という新記録を打ち立てた佐藤棋聖を迎え撃つ今期。羽生さん自身には永世王将がかかる第56期でもある。王将就位式は一般のファンが参加できるので、羽生さんに顔とHNは覚えてもらっているとは言え私設応援ページ管理人には、羽生さんの就位を直にお祝いできる限られた棋戦なので、ひとしお防衛してほしい棋戦でもある。

 その王将戦が開幕。しかし千日手局指し直しで、序盤から8二角を羽生さんが打ち込んでから激しい戦いとなり、佐藤棋聖の端攻めに対し9六の地点を受けず9三に猛攻したところが勝負の分起点となり、短手数で不本意な敗戦となった。

 羽生さんが負けるとまるで自分が何か大事な仕事で失敗したときのような気分になり(^^;、どっと暗くなる。勝てばまったく逆で気分が晴れやかになる。ま、ファンというのは得てしてそうですよね~。”玲瓏”サイトでもデイリーでアクセスカウンターを右下につけていますが、羽生さんの対局の当日・翌日に物凄くアクセスが集中する。羽生さんが勝利するとそのアクセスが異常な盛り上がりを見るにつけ、羽生さんの勝利を渇望するファンの方が多いんだなあと実感しています。

 1999年度第48期王将戦、森下卓当時八段を迎えた開幕局、飛車金両取りの筋を読みぬけして、62手の短手数で羽生さんは投了をつげた。あのときはプロとして恥ずべきこととして難しい要素を含んだその後半戦に戦意喪失したからだろうと将棋世界の観戦記には綴られている。

 ある意味本局も同じ部分があったのではないか?第48期王将戦は開幕局で負けたあと4連勝でタイトル防衛した。今期は佐藤棋聖が3連続挑戦失敗でなみなみならぬタイトル奪取の意欲を見せていることも本局の激しい将棋を見て感じたし、それを真っ向から受けて立つ羽生王将も見れた。本シリーズ、真っ向からぶつかる両者の気迫が感じられ、今後の展開が楽しみだ。