蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

SOTOテトラ×炭。

2020年08月31日 | アウトドア

 以前の試験運用では、炭を使った調理用としては少しキビシイかなー、と評価していた、SOTOのミニ焚火台、テトラ。
 しかし、惚れ込んでしまったからには、やはり出来る限りその性能を引き出してやりたいと思うのが持ち主です。(?)
 というわけで、今回のテーマは「テトラを炭火調理に使ってみる」。

 
 いつもの火遊び道具一式。
 薪は焚き付けです。素直に着火剤を使えばいいんですが、薪も使ってみたかったので…。
 こないだ割ったやつをテトラに合わせて更に半分に切り、適宜割ったり削ったりして使いました。

 
 転がってた木っ端。なんかの薄板の切れ端なんですが、ナイフで削ってみたら面白いことになったので何となく撮る。
 これ綺麗に意図したように削れたら文字通りフェザーになりそうですね。できんけど。

 
 炭はこちら。
 細かい消し炭と、未使用の炭の中からテトラに入りそうな大きさのを適当につまんで、百均のブリキの小物入れに入れています。収納兼火消壺。
 もちろん用途外使用なので真似なさらぬよう。

 
 セッティング。
 ステンレスバットを一枚逆さに敷いているのは断熱用です。下に更にファルカタ集成材を敷いているので、実際には無くてもさほど問題はないと思うのですが、実験してデッキ焦がすのも嫌なので。
 あ、言い忘れましたが今回も庭キャンです。というか、夕飯に急遽、炭火を所望する、と家族から指令が出たもので。
 インコが居なければ涼しいリビングでやるんですけどね。インコは煙の類に弱いので、どんなに暑かろうがわたしが外へ出ます。
 ヒエラルキーは当然、インコ>人間です。

 
 いきなりですがファイヤー。
 ひとりでやってるとなかなか細かく撮りながら作業するの難しいですね。ユーチューバーさんとかの凄さがわかります。
 わかりにくいですが、薪にしっかり火が付いたところで上から炭を乗せています。ここまで来れば後は放っておけばよろし。
 あ、また百均の火吹き竹(※竹ではない)試すの忘れた……。

 
 焼肉モードからスタート。
 またしてもコロダッチの「フタだけ」出勤です。
 コロダッチポットのポットのほう、いいかげん拗ねていそうだな…。涼しくなったらいっぱい使ってやらないと。
 なお、わたしは厚切りのステーキとか焼肉用の肉とかは滅多に買わず、いつもこま切れなので、この深さのあるフタと非常に相性がいいのですが、もっとがっつりしっかり肉を食べたい人には多分小さすぎると思います。
 コロダッチは薄手とはいえ鋳物なので、熱がしっかり全体に回るまでには少し時間がかかります。また、十分に熱くなってからも、食材への熱の伝わり方はじんわりじっくり。強火で肉の表面だけザッと焼く、というよりは、少し時間をかけて中まで火を通す焼き方に向いている気がします。
 ……そりゃそうですね。本来ダッチオーブンなんだから。(笑)

 
 暗くなってきたので灯りを持ってきました。
 フュアーハンドランタン、愛称ニャーさんです。
 フル出力だと結構明るいんですが、すぐ芯が燃えてしまうので常時この明るさは望めないのがポイントです。
 改造に手を出すか、否か……。(ネタは仕入れてある)

 
 炭がいい感じになってきた&肉に満足しましたので、網焼きモードに移行。
 炭は始めにテトラにいっぱいに入れただけなんですが、じんわりと燃え続けて、肉二人分(小食)+ししとう九本(三回に分けて)を焼いて、まだ残りがありました。
 ロストルと底板の間には灰がたまるので、長時間焼こうと思うと合間に適宜、灰を出さないといけませんが、テトラは小さいので、網なり鉄板なりを横へのけて、がさっと本体ごとひっくり返せば済むので楽です。
 その後燠を戻して上に炭を足しておけば、いくらでも続けられたと思います。小さいから一度にたくさんは焼けませんが、燃焼効率はめちゃくちゃいいです。大丈夫、みんな燃えたわ。

 ……焼きたい食材が先に尽きたので、今回はここまで。
 コロダッチのフタはしっかり冷ましてから洗って焼いて、油を擦り込んでおきます。網は普通に洗って乾かせばOK。
 残りの炭は火消壺にあけてフタを閉めれば一瞬で始末完了です。本体ごとひっくり返せるので手間ゼロ。
 テトラ本体も冷えてから洗いましょう。急冷すると歪む可能性があります。
 時々アウトドアライター名乗る人でも「焚火や炭は水ぶっかけて始末しましょう」とか書いてるの見るんですが、炭や燠が爆ぜる上に水蒸気が爆発的に立ち上って危険です。周囲ドロドロに汚れるし焚き火台も傷むし、メリットは何もないと思う。わたしは火消壺推奨です。
 ……よいこのみなさんは、ちゃんとした火消壺を使いましょうね(おまいう)

 

メスティンだけでペペロンチーノ

2020年08月28日 | アウトドア
 家籠り期間を利用してキャンプスキル上げておこうぜキャンペーンその2(いま名付けた)。
 家キャン飯。

 
 早い話が、家でキャンプ装備使ってごはんつくろうぜ企画です。
 今回は大好物の茄子のペペロンチーノです。ほんとは九頭竜舞茸も入れたかったけど家に無かった。
 シマシマのメスティンセットの中身はこちら⇒ メスティンの中身全部出してみた にて。
 あ、この記事から後に牛乳パックまな板をセットに追加しています。

 
 実際に使うモノと食材。撮り忘れましたが、これにプラスしてオリーブオイルと粉唐辛子、トングを1つ使っています。
 写真は左から、モーラナイフ コンパニオン、メスティンとスパゲティ(結束タイプ8分茹で)、メスティンのフタ、フタの上は左上から時計回りに塩、胡椒、ブイヨンキューブ(固形スープの素)、竹スプーン。右のステンレスバットの上は、左上から時計回りに固形燃料(カエン30)(下にアルミのマドレーヌ型を敷いています)、マッチ、SOTO テトラ。上は牛乳パックまな板と友人宅産の茄子、上志比産ニンニク。
 使わないものはメスティンケースにまとめておきます。これいつも不思議なんですが、メスティンにぴったり入るはずのものが、メスティンから出してメスティンケースに入れると溢れるんですよね……何処で膨らんでるんだ?

 ナイフはメスティンセットに入っている肥後守で十分使えるんですが、コンパニオンでまだ調理をしてみたことがないため新人(新刃?)研修です。
 そして実は固形燃料も、この一番普及しているであろう商品、初使用です。旅館では何度かお世話になりましたけども。
 最低限でどこまで出来るかの実験を兼ねているため、使うクッカーはメスティン(レギュラーサイズ)1つのみ。シェラカップも無し。
 先に正直に言いますとシェラカップ(600以上)あったほうが遥かに楽です。

 
 まずスパゲティを茹でます。
 一人分100g、半分に折ってメスティンに入れて、8分茹でるとして水はこのくらい。(目分量)
 水の量は完全にカンです。量ったことなどない。
 テトラに入れた固形燃料に点火して、メスティン乗せたら、時々軽く混ぜつつ基本放置。
 水気が少なくなってきたらブイヨンキューブと粉唐辛子を入れて溶かしつつ混ぜます。ブイヨンが溶けたら焦げ付く前に火から下ろし、オリーブオイルをまぶしておきます。
 1本食べてみていい具合に茹っていればOK。茹で上がると同時にちょうど水気がなくなるように水の量を最低限にしているわけなので、茹で汁は一滴たりとも捨てません。野外では当然のことですが。
 水から茹でる場合の時間の目安はパッケージ記載の茹で時間と同じか、プラス1分くらいでしょうか(適当)
 水から茹でると表示より1分短くていい、という記述も見つかるので、火力やその後の調理方法、アルデンテの判定基準にもよると思います。
 このへんは火器の火力や気温、そしてもちろんスパゲティの太さや茹で時間なんかにも左右されると思うので各自実験の上お願いします。

 
 茹でている間に具材の準備。
 牛乳パックまな板は3面分をメスティンに入るサイズに切って、ソロにちょうどいい感じ。コンパニオンも全く問題なく調理に活用できます。
 ただ、牛乳パック1枚では刃への当たりが若干かたいので、下に木の板を敷くとか、木のテーブルの上で作業するとかするといいかと思います。
 具材はスパゲティと一緒に茹でると楽ですが、今回は敢えて炒めます。
 メスティンのフタで。(黄色いのはオリーブオイルです)

 ……すみません、ここから先は家族の相手をしたりバタバタしてて、写真が撮れませんでした;
 固形燃料もスパゲティも待ってくれませんので時間との勝負です。
 
 
 具材はスパゲティを茹でてから炒めても、炒めてから茹でてもいいのですが、時間的にシビアなのがスパゲティのほうなので具材を後にしました。茹でてる途中で火が足りなくなったら困るし。
 具材に火が通ったら、再びメスティン本体を火にかけて、具材を投入。
 この時に蓋をつかむのにトングを使います。プライヤーでもいいですし、市販の着脱ハンドルでもOKです。持ってないけど。
 あ、固形燃料を使うので場所はレンジフードの真下に移動してます。同居しているインコが煙や化学物質に弱いので、換気はMAXです。

 
 よく混ぜて炒め合わせたら出来上がり。
 ちょうど固形燃料もなくなりました。なんというドンピシャ。

 一般にスパゲティは「たっぷりのお湯で」茹でるのが常識とされています。
 が、別にそんな贅沢なことせんでも、このように最低限の水でも何ら問題ないのです。芯が残ることもないし、茹で汁を捨てないので小麦のうまみが残って、固形スープの素を使わなくても、塩だけで十分美味しいです。あればお醤油を少し入れるともっと旨いです。
 アウトドアでも楽ですが、一番重宝するのは災害時だと思います。水はもちろん、燃料も時間も節約できますし。

 
 ちなみに今回初登板の固形燃料「カエン30」ですが、元々ついているアルミ箔がなんだか薄くて頼りなげだったので、念のためにテトラにマドレーヌ型(厚手のアルミ箔製)を敷いて使っておりました。
 しかし使用後は御覧の通り。
 マドレーヌ型に微かに汚れが付いているのは点火に使ったマッチを置いちゃったからです。固形燃料のアルミ箔からは何一つ零れていません。疑ってごめん。
 ちなみに燃焼時間は、今回は無風の室内で20分きっかりでした(結構差があるようです)。よく聞く通り、半自動炊飯にもぴったりですね。なんて優秀なんだ。
 ということで、きれいなままのマドレーヌ型はたたんで再収納。次にエスビットの固形燃料を使う時また活躍してもらいましょう。


 今回の反省点。

 ひとつめは、メスティンのフタに対して具材が多すぎたこと。限界を知りたくて無茶したからという説もあります。
 小ぶりとはいえ茄子まるごと1つにニンニク大2片はかなりギリギリでした。よかった、キノコ追加しなくて。
 というか、素直に深型シェラカップとか、ダスティン(ダイソーメスティン)とかを使えばいい話ではあります。ええ、実はダスティンも持ってます。

 ふたつめは、わりとメスティン本体もギリギリだったこと。スパゲティ100gって結構多いんだな。
 具材を更に増やしていたら間違いなく溢れてました。
 ということで、ソロでも余裕を持って調理したいときはラージメスティンのほうが汎用性あるかもしれません。
 しかし、点で加熱する固形燃料と底面積の広いラージの相性はどんなもんだろう。茹で物はともかく炒め物はコツが要りそう。
 今度ラージでもやってみます。だから素直にバーナーパッド使えばいいのに

 みっつめは、フタをフライパン代わりに使うときのハンドル。
 実は以前、メスティンにぴったり入るサイズのトングを見つけて、片方の先端を曲げて、トング兼ハンドルとして使えるものを自作していたのです。が、これがどこへ消えたものだか、どれだけ探しても見つかりません。他のものは全部メスティンに入ってたのに。
 多分、洗って乾かしてる間に、家族が壊れてると判断して捨てちゃった、とか、なんかそのへんのオチだと思います。
 すごく使い勝手よかったので、またトング買ってきて作ります。作るってほどの改造でもないんですが。

 よっつめ。固形燃料の持ち運び問題。
 開封後は密閉保存、ということでパッケージをドライバッグのように閉じてあるのですが、1つ2つメスティンに入れて持ち運びたいとき何に入れましょう?
 PPやPE製の密閉容器が使えるようなので、ぴったりサイズがあるか探してみます。なければジップロックかな。
 いずれにしても早めに使ったほうが良さそうです。


 ところで、このメスティン。
 先日の庭キャンの時にご飯とお粥を炊いたものなのですが。
 完全に忘れていたんですが、コーティングばっちりになってました。フタに微かに焦げ付いたニンニクも、本体の底にこびりついてしまったスパゲティもあっさり剥がれて、食べ終わった後スポンジで軽く洗ったらもう綺麗さっぱり。油っけも残りません。
 びっくりした。これが噂に聞く親水被膜か。
 前に使ったとき気付かなかったのは、単に連続して汁気の多いシチューや麺料理を作っていたからだと思われます。
 もっとご飯炊こう……。
 


 なかなかキャンプ場へも行けないですが、家でいろいろ試すのも楽しくていいですね。
 アルコールストーブも今のと違うタイプを作ってみたくて、材料物色中です。
 作ったらまたレポしますねー。

 

斧も丸太もないんだけど三和土で薪割りしてみた

2020年08月26日 | アウトドア
 フェーン現象で熱風に襲われている北陸からこんにちは、みずしろです。
 真夏でも連日36℃超は無いわ。砂漠か。
 そんな温度ではキャンプどころか外へ出るのも決死です。今は余計なヤカラも浮遊しておりますし。
 ということで、家の中で出来る遊びを見つけてはちょこちょことアウトドア気分に浸ろうという試みです。

 本日のお題は「薪割り」です。
 それほど大汗もかかず、腰を下ろしてできる作業ということで、買ってきた薪をテトラその他の小さな焚火台で使えるサイズに切ったり割ったりして、爽やかな秋風に備えます。
 ……さすがに玄関にクーラーは無いので、扇風機を最大風量でぶん回しつつ。
 背後から風を当てると切り粉が目に入らないので二重の意味で快適です。

 
 まずは薪を短く切ります。
 この薪は地元のホームセンターで一束627円(税込)。
 毎年争奪戦なのに今年はアウトドアブームで更に熾烈な競争になることが予測されるため、見つけたら即買います。暑いうちが勝負です。涼しくなると即売り切れます。
 樹種は判らないのですが(後日追記:楢っぽいです)、広葉樹で、木目が盛大によじれている箇所などあり、このままの長さではわたしの小さな鉈ではなかなか割れないのですが、短く切ってから割ると簡単。
 家でやる理由はひとつ、鋸をなるべく持って行きたくないからです。鋸はある程度刃長があるほうが切りやすいんですが、なんぼ折込鋸でも、長ければそのぶん嵩張りますのでね…。

 
 とある都合で写真には写しておりませんが、実際に作業する際には下に厚い合板を敷いています。身バレしかねないロゴが入っちゃっててゴニョ
 薪割りの台としてよく見る太い丸太の輪切りは持っておりませんので、車庫にあった古材を有効活用。
 板なしで鉈を使うとコンクリートなどにぶつけた時に刃が欠けます。欠片が飛んだりしたら非常に危険です。ええ、一度やらかしまして、わたしの鉈には既に欠けが生じています。真似しないように。
 薪の木口に鉈を当てて、鉈の背を別の薪で槌のようにして叩きます(一人で撮ってるので槌のほう写ってなくてすみません)。しっかり食い込むと写真のように、薪ごと持ちあがります。
 あ、わたしは素手でやっちゃってるんですが、木のトゲに慣れてない方は革手袋も是非ご着用ください。普通の軍手はトゲを素通しにするので、革を強くお勧めします。

 
 しっかり食い込んだら薪ごと持ち上げて台に叩きつけるか、そのままバトニングを続ければ割れるのです、が。
 お気づきの方もいると思います。正直この鉈はバトニングに向いていません。
 まず、片刃です。この時点で「薪割り」にはいまひとつなのです。薪を割るなら両刃のほうが割りやすいです。
 もうひとつ、この鉈はフルタング(っていうのか? 鉈でも…)ではありません。なかごは柄の1/3強ほど差し込まれているだけで、固定は目釘とカツラだけです。これで強気のバトニングを繰り返すと、カツラは緩み、おそらく目釘もいずれ傷みます。
 そうなる前にフルタング(って以下略)のを買いたいのですが、なかなか無いんですねえ。そんなごっつい剣鉈が欲しいわけじゃないんだってばよ……(物騒なシルエットの並ぶ検索結果を見ながら)
 いずれにしても完全に自己責任の世界なので、くれぐれも真似しないでくださいませ。

 
 自宅で割っておくのはこのくらいの太さまで。長さ10~15㎝×太さ2~3㎝角くらいでしょうか。
 これより細くするなら現地でも出来るし、このくらい細くなればメスティンセットに入っているカッター鋸でも簡単に切れます。

 
 今日はこの辺にしておいてやらあ(訳:暑さが限界)
 右側に残っている薪は作業台用と槌用です。意外となかなか具合の良いのが見つからないので、おっコイツ握りやすいな、安定がいいな、と思った薪は残しておいて作業用にしています。
 鋸がサビサビですね。いいかげん替刃を買いましょう。ちなみにこいつは刃長20㎝です。このくらいあると太い薪もサクサク切れます。
 鋸に慣れてない方は「万能目」というのがお勧めです。同じ鋸刃でも荒目、細目、細工用、竹・塩ビ用、仮枠用、生木(剪定)用など色々あるんですが、刃目が大きい荒目や仮枠・生木用は慣れていないと木にひっかかって切りにくいです。逆に細かい細目や細工用、竹・塩ビ用は切断面は綺麗なんですが切るのに時間がかかります。薪の断面にそこまで滑らかさを求められることもあまり無いと思いますので。

 
 おがくずとか細かい木くずも焚き付けに良いのでとっておきます。
 おがくずはそのまま使うと火の粉となって盛大に舞い散りますので、薪や炭の下に敷いて保温材として使うとか、油を染み込ませておいてほんのちょこっと使うとか工夫しないといけませんが…。面倒くさい時は庭木の根元に撒いてます(笑)


 さて、目下の問題がもうひとつ。
 薪を運ぶためのものがそういえば無いのでした。(今まで新聞紙にくるんでた)
 テトラを買ったので焚火の頻度が増えます。ということは薪も今までよりたくさん要ります。
 薪自体小さいから、大仰な薪キャリーみたいなのは要らないんですけど……。
 帆布でトートバッグでも作ったら使えるかな?

メスティンの中身全部出してみた

2020年08月15日 | アウトドア
 そういえば結構入ってるな?と思って。

 
 随分前にダイソーで買ったお弁当ケース。
 メスティンがすっぽり入って少し隙間のあるくらいのサイズです。
 内側はアルミ蒸着生地で保温保冷効果があるとのことでしたが、特にその用途では使っておりません。
 柄は当時これしかなかった。上に載ってるのは比較用の500円玉です。

 
 中身はこんな感じ。
 左上はペーパータオル。その手前がジップ袋各サイズ。
 黒い小さな長方形は、研磨スポンジ。薄いけど、焦げ付きもガシガシ落とせる働き者です。これも百均。
 真ん中はカッター、ではなく鋸。刃をSK11の鋸刃に交換してあります。テトラサイズの薪なら、これでも十分。
 メスティンは言わずもがな。トランギアのレギュラーサイズです。もうだいぶ年季が入ってきました。
 一番右はダイソーのステンレストレー。今同じサイズがあるかは不明ですが、メスティンがちょうどすっぽり乗ります。

 
 メスティンを開けたところ。ぎっちり。
 白状すると少し蓋が浮くのですが、ハンドルを畳んでケースに入れてしまうので気にしていません(笑)

 
 全部出したところ。
 割り箸は撮影用に新品を出してきたので実はこのままでは入りません。持って行くときは削って短くして入れています。削った屑は焚き付けに、箸自体も使い込んでくたびれてきたら焚き付けにして使い切ります。
 箸の右は上から「りるびわ~くす」さんの「ちょいすき」(無印のPP小物ケースSSに入れています)、下がマッチ。白飛びしてますがご容赦。
 ちょいすきはメスティンでもシエラカップでも何にでもくっつき、液だれ知らずの注ぎ口になる優れもの。細く注げるので、コーヒードリップも余裕です。
 マッチはメインの着火具。慣れているのもあるんでしょうが個人的に一番扱いやすいんです。
 マッチの右はティッシュをたたんだもの。隙間埋め兼、緊急時の着火剤として、ちょこちょこあちこちに潜ませています。
 下が肥後守。結局これが一番嵩張らなくて、いろんな用途に使いやすい。炭素鋼なので砥ぎやすいのも利点です。
 右手前はSOTOのミニ焚火台「テトラ」×2。
 真ん中は百均のティーライトキャンドル2つ。種火確保と手元の灯りに。
 キャンドルの上は自作のアルコールストーブと燃料ボトル(ナルゲン125ml)です。ウコンドリンクの缶で作って、もう5年以上は酷使してるんだけど全くヘタる気配がありません。シンプルイズ強い。
 竹製のスプーンはこれも百均。
 その上の白い長方形はエスビットの固形燃料。今はミリタリーを3タブレット入れています。1個で12分ほど燃焼するのですが、そんなに要らないなーというときは割って使えるので便利。ちょっと割高ですけど。
 左上は左からメタルマッチ(ファイヤースターター)、厚手アルミ箔のマドレーヌ型、塩、胡椒。メタルマッチはセリアで購入。マドレーヌ型はお弁当用の薄いものより頑丈で、自力で形を保ってくれるので、固形燃料の受け皿として使っています。

 このスタッキングの仕方と構成はあくまでも「現時点」のもので、完成形ではなく、常に更新しています。
 行く場所や作る料理によっても変えます。
 目下、一番改善したいのはキャンドル。芯が細くてすぐ立ち消えてしまい、どうも頼りないので、もうちょっと質の良いものを1つにして、もう1つは半自動炊飯用の25gくらいの固形燃料に入れ替えようと思っています。エスビットタブ高いんだもん(笑)
 常にニャーさん(フュアーハンドランタン)を点けておくならキャンドルも要らないんですけど、ガスランタンだけとか、LEDだけの時もあるのでね…。

 あ、あと箸なんですが、コンビニで貰う短めのお箸だったら、こんなふうに入ります。
 
 いまストックが無いので撮ってませんが、紙で箸袋を作っておくと楽です。
 汚れたら焚き付けに出来るし。(そればっかり)


 …といいますか、ろうそくもいいけど、まずそろそろケースを変えないといけませんね…。耐久性は抜群で全くホツレとかないんだけど、さすがに汚れが。(見えにくいように撮っていますがだいぶすごいです。特に底)
 これも風呂敷にしてしまおうかな…。

モーラのコンパニオンを買いました

2020年08月10日 | アウトドア
 スウエーデンのモーラナイフ社の「コンパニオン」というモデルを買いました。
 刃はステンレス、2.5mm厚。

 

 今までアウトドアには、オピネルNo.8、切り出し小刀、肥後守などを持ち出して使っていました。
 しかしオピネルは刃が薄くて、少し力のかかる作業には怖くて使えず、すぐにお蔵入り。
 小刀は直刃なので調理には使いにくい。
 で、結局一番活躍していたのは肥後守でした。案外なんにでも使えるんですよ。ネギのみじん切りだってできます。
 しかし、やはり折りたたみナイフには主に強度の面で限界があります。チキリを押さえていないといけないので、使う向きによっては少し握りにくいですし、炭素鋼なので海には持って行きにくい。
 もっと遠慮なくガンガン使える少し大きめのナイフが欲しいなと探していて、評判が良かったのがコンパニオンだったのです。

 
 手持ちのアウトドア装備は基本色が緑なので、これも何も考えずに緑を選んだら思いっきり保護色でした。
 (ミリタリーグリーンという色名で気づくべきですね…)
 こんなの林床にでも置いたら秒で見失うわ、ということで、ド派手なネオンピンクの細引きをつけて目印に。

 
 ハンドルの末端はプラスチックなので、ドリルですんなり穴が開きます。
 どう結ぼうか考えている途中の写真です。相変わらず行き当たりばったり。

 
 
 
 持ってみた感じ。
 わたしの手は一咫15㎝程度、男女兼用の作業手袋などはMサイズで微かに余る程度なのですが、この手にはコンパニオン、すこーーーし大きいです。
 今まで小さいナイフばっかりだったからかもしれませんが。
 大きいといっても扱いづらいわけではなく、重すぎもせず、持ちやすいです。
 重心はフルタングのほうが好きなんですけど軒並み高価なので……ちょっと「気軽に遠慮なく」使える値段じゃなくなっちゃうので、手が出ません。
 毎週使うわけじゃないですしね……。

 
 
 
 試しに古割り箸を削ってみましたが、箱出しでこんなに切れるステンレスナイフ初めて見ました。
 ノッチなんか、「さくっ」です。紙みたい。
 もっと硬い木でもやってみたかったんですが、諸事情により急遽ここまで。
 次は屋外で色々やってみたいです。