以前の試験運用では、炭を使った調理用としては少しキビシイかなー、と評価していた、SOTOのミニ焚火台、テトラ。
しかし、惚れ込んでしまったからには、やはり出来る限りその性能を引き出してやりたいと思うのが持ち主です。(?)
というわけで、今回のテーマは「テトラを炭火調理に使ってみる」。
いつもの火遊び道具一式。
薪は焚き付けです。素直に着火剤を使えばいいんですが、薪も使ってみたかったので…。
こないだ割ったやつをテトラに合わせて更に半分に切り、適宜割ったり削ったりして使いました。
転がってた木っ端。なんかの薄板の切れ端なんですが、ナイフで削ってみたら面白いことになったので何となく撮る。
これ綺麗に意図したように削れたら文字通りフェザーになりそうですね。できんけど。
炭はこちら。
細かい消し炭と、未使用の炭の中からテトラに入りそうな大きさのを適当につまんで、百均のブリキの小物入れに入れています。収納兼火消壺。
もちろん用途外使用なので真似なさらぬよう。
セッティング。
ステンレスバットを一枚逆さに敷いているのは断熱用です。下に更にファルカタ集成材を敷いているので、実際には無くてもさほど問題はないと思うのですが、実験してデッキ焦がすのも嫌なので。
あ、言い忘れましたが今回も庭キャンです。というか、夕飯に急遽、炭火を所望する、と家族から指令が出たもので。
インコが居なければ涼しいリビングでやるんですけどね。インコは煙の類に弱いので、どんなに暑かろうがわたしが外へ出ます。
ヒエラルキーは当然、インコ>人間です。
いきなりですがファイヤー。
ひとりでやってるとなかなか細かく撮りながら作業するの難しいですね。ユーチューバーさんとかの凄さがわかります。
わかりにくいですが、薪にしっかり火が付いたところで上から炭を乗せています。ここまで来れば後は放っておけばよろし。
あ、また百均の火吹き竹(※竹ではない)試すの忘れた……。
焼肉モードからスタート。
またしてもコロダッチの「フタだけ」出勤です。
コロダッチポットのポットのほう、いいかげん拗ねていそうだな…。涼しくなったらいっぱい使ってやらないと。
なお、わたしは厚切りのステーキとか焼肉用の肉とかは滅多に買わず、いつもこま切れなので、この深さのあるフタと非常に相性がいいのですが、もっとがっつりしっかり肉を食べたい人には多分小さすぎると思います。
コロダッチは薄手とはいえ鋳物なので、熱がしっかり全体に回るまでには少し時間がかかります。また、十分に熱くなってからも、食材への熱の伝わり方はじんわりじっくり。強火で肉の表面だけザッと焼く、というよりは、少し時間をかけて中まで火を通す焼き方に向いている気がします。
……そりゃそうですね。本来ダッチオーブンなんだから。(笑)
暗くなってきたので灯りを持ってきました。
フュアーハンドランタン、愛称ニャーさんです。
フル出力だと結構明るいんですが、すぐ芯が燃えてしまうので常時この明るさは望めないのがポイントです。
改造に手を出すか、否か……。(ネタは仕入れてある)
炭がいい感じになってきた&肉に満足しましたので、網焼きモードに移行。
炭は始めにテトラにいっぱいに入れただけなんですが、じんわりと燃え続けて、肉二人分(小食)+ししとう九本(三回に分けて)を焼いて、まだ残りがありました。
ロストルと底板の間には灰がたまるので、長時間焼こうと思うと合間に適宜、灰を出さないといけませんが、テトラは小さいので、網なり鉄板なりを横へのけて、がさっと本体ごとひっくり返せば済むので楽です。
その後燠を戻して上に炭を足しておけば、いくらでも続けられたと思います。小さいから一度にたくさんは焼けませんが、燃焼効率はめちゃくちゃいいです。大丈夫、みんな燃えたわ。
……焼きたい食材が先に尽きたので、今回はここまで。
コロダッチのフタはしっかり冷ましてから洗って焼いて、油を擦り込んでおきます。網は普通に洗って乾かせばOK。
残りの炭は火消壺にあけてフタを閉めれば一瞬で始末完了です。本体ごとひっくり返せるので手間ゼロ。
テトラ本体も冷えてから洗いましょう。急冷すると歪む可能性があります。
時々アウトドアライター名乗る人でも「焚火や炭は水ぶっかけて始末しましょう」とか書いてるの見るんですが、炭や燠が爆ぜる上に水蒸気が爆発的に立ち上って危険です。周囲ドロドロに汚れるし焚き火台も傷むし、メリットは何もないと思う。わたしは火消壺推奨です。
……よいこのみなさんは、ちゃんとした火消壺を使いましょうね(おまいう)