蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

おりたたみ自転車と沖縄行ってきた その1

2023年11月02日 | 自転車
 3泊4日の沖縄旅に、DAHON Boardwalk D7を連れて行ってきました。
 島での総走行距離は80㎞程度ですが、とても満足度の高い旅になったので、忘備録を兼ねて幾つかの記事に分けて書いておきます。


 1日目。
 人生初の飛行機輪行です。
 事前に体験談や注意事項などを調べまくり、出来る準備はしましたが、それでも緊張した……。この日が一番疲れたかもしれません(笑)
 輪行袋への詰め込みと他の荷造りも含めて前日に済ませておいたので、当日は車に積み込んで空港へ向かうだけ。

 
 今回の旅の相棒はこのネコザメです。
 自転車にはリアキャリアをつけっぱなしにして、工具とパンク修理キットなどを詰め込んだサドルバッグ、レインウエアを面ファスナーのテープでくくりつけ、そのままたたんで輪行袋に入れました。
 他の荷物は全部このドイターのザック(30Lくらい?)に詰めて行きます。ヘルメットも入ってます。このザックは機内持ち込み。

 小松空港には結構広い駐車場があり、第2駐車場は24時間400円。4日置いても地元から小松空港までの空港バスより安いので、4日までの旅ならこちらに車を置かせてもらうことにしています。今回は自転車もあるしね。
 ビルに入るとすぐチェックインカウンター、迷わずに済むのがこの小さな空港の良いところ。そしてなんと、折り畳み自転車は普通にX線装置に通るのでした。よ、予習の意味!w
 目視検査があると思って緩くしておいた口紐を慌ててしっかり縛り直し、免責の票にサインをして預けるまでなんと3分。写真撮ってる間もありませんでした。
 ……えっと、30分くらい余裕みて来たんだけど何しよう。空港内で遊べる場所がほぼ無いのがこの小さな空港の悪いところ。おにぎり売ってるコンビニすらないとは。(飲料の自販機はいっぱいあります)

 
 結局、完食できるかなーと心配しつつも、あまりに美味しそうだったので引き込まれたうどん屋さんで「小松肉うどん」をいただきました。食べられた! 美味しかった! すっごい満腹になったけどw
 余談ですがこのお店で同時にうどんを食べていた超イケメンの若い男の子たちがすっごく礼儀正しくて、美味しかったです御馳走様!って大きな声で礼をして行ったのすごくよかった。思わずこっちまでニコニコになりました。そのあと退店した他の方々もつられたようにみんなご馳走様!とやっていて更にニコニコ。もちろんわたしもでっかい声でお礼を言いました。ほんとに美味しかった。次からお昼ここだな!

 
 腹ごなしに3階の展望デッキへ上がって(階段のみなのでご注意)、しばらくぼーっと飛行場を眺めます。といってもそんなに頻繁に離発着があるわけではありません。自衛隊機のほうがよっぽどバンバン飛ぶんですが、速すぎて音が聞こえてからカメラ構えても芥子粒ほどにしか写りませんでした……。すげえ。
 あとはいつも通り保安検査を通り、ロビーでちびっこたちに癒されつつ案内を待って搭乗。

 
 あれ、こんなサイン前回あったかな。可愛いー、と写真撮って、ボーディングブリッジの方を振り向いたら

 
 ま た ジ ン ベ エ ジ ェ ッ ト !!???!?

 実は沖縄行き4回目で4回とも往復どちらかでブルーかピンクのジンベエに乗れてるんです。一体どういう奇跡??? 世界に1機ずつしかないんだぞこれ……。幸先が良すぎる。
 乗ってからはいつも通り、外を眺めるのと機内誌を読むのに忙しくて沖縄まで一瞬。今回は雲が少なく、陸地もちょいちょい見られたので非常に楽しかったです。

 
 たぶんこれしまなみ海道だと思うんだよな。

 
 そんなこんなであっちゅーまに那覇空港到着。何故かここは毎回、ただいま!って気持ちになります。他県でそんなふうに思わないんだけどなんでかなー。
 バゲージクレイムに行ってみるも係員さんが出てきそうな扉がわからないので、回転台の端っこで待っていたら「小松空港で自転車をお預けのお客様~」とアナウンス。出口すぐ前のカウンターのところで係員さんが手持ちで運んできて準備してくださっていました。重いのにありがとうございます!
 カートを借りようかとも思ったけど、カートの底が板状ではなく角パイプ数本で隙間が大きく、接地部分の少ない自転車は安全に載せられる自信がなかったので、エッコラショと担いで空港の外へ向かいました。リアキャリアに雨具や工具類も括りつけたままで15.7kgあったんですが、輪行袋の上からフレームを掴んでしまえば案外大丈夫なものですね。結果として筋肉痛も一度も出ませんでした。

 
 
 ビルを出て、グーグルマップのストリートビューで目星をつけておいた場所で輪行解除。
 これが大正解で、人も通らず強風も通らず、実に快適。組み立てて輪行袋や梱包材をザックに詰め終わるまで、所要16分でした(……早い方なんです! 自分としては!w)
 幸いどこにも異常なし。ここまでが一番緊張しましたw

 
 ではまた4日後によろしく。

 
 空港から宿までは写真を撮ったりしながらのんびり走って40分ほど。しかしこのごく僅かな雲越しの西日でガッツリ焼けました。改めて沖縄の陽射し半端ない……と思い知る羽目に。(学習せんか)

 宿に入り、自転車をどうすればいいか尋ねると、なんと「そのままお部屋に持って入って戴いて大丈夫ですよ」と。え!? マジで!?
 オイルなどは使わないでくださいとのことでした(あたりまえ) いやもちろんしませんが、というかオイルは飛行機に持ち込めないので持ってきていませんが、なんたる親切。

 
 人生初、愛車との同室です……。自宅でも玄関どまりなのに。不思議な気分。
 ただ部屋はシングルで、置ける場所はベッドギリギリ。うっかり寝具が触れると汚してしまいそうだったので、在室中は自転車に大判の風呂敷を掛けて軽く括っておきました。荷物が増えた時の最終手段で持ってきた撥水風呂敷、まさかこんな形でも活用できるとは……。
 荷物を置き、しばし休息。そして再び自転車を引っ張り出し(折り畳みの手間がない&盗難やいたずらの心配がない=心理的肉体的負荷がゼロ……本当に有難いです)、夕飯を食べに行ったら目当ての店が臨時休業だったため、ぶらぶらとしばらく那覇市街をポタリングした後、コンビニご当地メシを仕入れて宿の部屋で豪遊することに。沖縄は全国チェーンのコンビニにも独自の商品がとっても多いのです。特にファミマ。

 
 このおにぎりの種類の豊富さったら。
 のんびり食事をしたあとは、自転車の再点検と追加の空気入れ、荷物の支度をして、シャワーを浴びて早めに就寝。
 本番は、明日からです。
 
(その2へつづく)

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