蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

ドイター ウルトラライド6

2024年02月06日 | 道具
 ドイターのウルトラライド6を買いました。

 
 名前の通り容量6L。チェストベルト&ヒップベルトつきのちゃんとしたザックの中ではおそらく最小クラスのバックパックです(わたし調べ)。
 正直、容量はもうちょっとあったほうが使いやすい。しかしこの薄さが欲しかった。背負ったままリフトに乗りやすいからです。基本は前に回して乗るんだけど、うっかりしてるとすぐ忘れるので……(いいザックは背負ってる感覚がなくなる)
 自転車用をスキー場でおろす人も多くはないと思いますが、雪山時期が終わったらちゃんと自転車で使うので許されたい。

 初使用の日の中身はこんな感じです。
 
 ファーストエイドキット、保温ボトル(500ml)、非常食(というかおやつ)、モバイルバッテリー、簡易ワックス、アルコール消毒ジェル、同行者用のカイロ、運転&雪のない駐車場からゲレンデ下部まで歩くための靴(アスファルトの上をスキーブーツで歩きたくないので)、非常用のアルミブランケット、ホイッスル、ミニライト、急に荷物が増えた時の備えとしてシートゥーサミットのウルトラシルナノデイパック(玉子くらいの大きさになる折り畳みリュック)などなど。
 ボトルの中身はいつも紅茶です。

 
 さすがにこれを全部詰めるとぎちぎちですが、それでもまだ上部に小さいお菓子を入れるくらいの余裕はあります。

 
 ショルダーベルトはメッシュ素材ですがワイヤーで補強されていて、チェストベルトも位置調整可能。

 
 そして背面にはしっかりとしたパッドがあり、空気の流れを確保。これ雪山では要らないけど、暖かい時期には感動ものの機能なんです(汗っかき談)。このせいでここ十年ほど他のメーカーのザックに浮気できんのです。他に二つ持ってるザックもドイターの容量違い。ていうか全く傷まないから浮気する必要もないんだけど……何十年もつ気ですかキミタチ。

 
 ジッパーの引手は大きめ、かつ少し柔らかく滑りにくい素材で、グローブをしたままでも開閉しやすくて大変好み。
 両脇に外ポケがありますが、500mlのボトルは正直厳しいし、無理に入れても落としそうです。補給食とか、小さいゴミ袋を入れておく用途かな。

 
 内側は上部に小さいポケットが一つだけ。メイン収納部は縦に細長いので、細かいものを整頓して取り出しやすく入れるにはバッグインバッグとか、ポーチ、ドライバッグなどの併用が必要。重くなるけどね。正直わたしは数百グラムの差など感知できないので(笑)取り出しやすさを優先しています。
 ポケット内部にキーホルダーがあるのは有難い。

 
 最初このタグは何だろうと思ったんですが、どうやらサングラスホルダーらしい。平ゴムで出来ていて、ツルをここに差し込むようです。
 自転車だと目の保護用に使いますもんね、サングラス。親切!

 
 外側下部には反射材でできたループがあり、ここにセーフティーライトがつけられます。ホームはナイター営業が無いので雪の時期には要らないのですが、自転車では重宝するはず。
 レインカバーはついていないので、濡れると困るものは予めジップ袋やドライサックに入れていきます。

 
 実際に背負った図。
 二十年くらい前のスキージャケットがさすがにくたびれてきていたので、こちらも新調。ようやく全体の色調が板に揃いました。今まで寄せ集めでひどい色だったんだw
 XLボディ+綿入れジャケットの上に背負うとものすごくちんまり見えますね。背負ってる感覚はほぼ無いです。
 ヒップベルトは使わなくても特に揺れる感じなどはなし。外せる仕様らしいので、取っちゃってもいいかな。

 ずっと迷っていたモデルですが、買って良かった。というか、もっと早く買えばよかった(笑)
 これから大活躍してくれそうです。
 よろしくな。
 

 ちなみに、貴重品類はウエアのポケットに入れています。
 
 あ、ワイヤーロック撮るの忘れた。(自転車と兼用しています)
 チケットはICカードなのでジャケットの袖ポケ。コースマップも一緒に入れています。
 スマホは防水のカバーに入れて紐でウエアに接続していて、手袋をしたままだと操作がしにくいのでコンデジも持参。
 コンデジ、財布、鍵なども全部着ている服にキーリールなどで繋いでいます。絶対落としたくないので。
 こゆことしてるから総重量が減らないんだよな(笑)


リッパーとたたみ針

2022年03月09日 | 道具
 
 買い物っていったん火がつくと止まんない時あるよね。(止まれ)

 リッパーが欲しかったんです。このリッパーが。
 黒羽志寿子さんという、素晴らしい和布のキルトを作られる作家さんが、「私のお針箱」という本で紹介されていたもの。元は外科医の抜糸用だそうで。
 その頃は「へえ、都会ではそんな特殊なものが手に入るのか」で終わってたんですけど(笑)、着物を解くことが多くなって、普通のリッパーが不便で……。
 思い出して検索してみたら、なんと黒羽さんご本人のウェブサイトで販売されてて、思わずぽちっと。
 ついでに(?)地元では手に入らない細番手の綿糸のセットと、短いまち針も。

 届いてすぐ使い始めたんですが、いいです。すごく。
 陶シンブルに続いて「もっと早く買いたかった」(笑)
 リッパー、先端でほんの少し引っかけるだけですっと切れるんです。先が細いからきつく締まった縫い目にも入っていくし。これは捗る……!
 しかも柄が薄くて細いので更に扱いやすい。市販のリッパー、柄がプラスチックのやつはすぐグラグラになっちゃったので次に木柄のを買ったら今度は柄が太すぎて細かい作業がしにくかったんです。そもそも先っちょじゃ切れないし……。
 欠点は、小さくて薄いのですぐどっかの隙間に潜り込んでしまうのと、うっかりぺたんと平面に置くとつまみ上げられないこと。
 柄に細い紐でも巻くか、と考え中です。ついでにストラップみたいなのつけたい。(見失い防止)
 穴が刃の近くにあいてるのが不思議。柄尻のほうにあいててくれると楽なんですが、なんか理由あるんでしょうねえ。こんなもんに目釘は打たないだろうし……。

 糸は「メトラー社のコットン」という種類らしい。作家さんのおすすめセレクト。
 ポリ糸やポリコットンは地元の店にもあるんですけど、綿100%の細いカラフルな糸って無いんですよ。ふっとい白か黒だけで。
 この色揃えなら絶対に使いやすいと確信をもって買いました。大好きなんですよねこういう色合い。自分の服もこんな色ばっか。
 さっそく縫ってみましたが、なんか、すごいしっとりして柔らかくて、不思議な感触。
 ちょっと撚りが戻りやすいかな? わたしの手の癖もあるかもしれません。
 長く取りすぎるとちょっと絡みやすいのと撚りが戻ってくるので、短めに切って使おうと思います。
 この類のボビン、細くて持ち歩きやすいのがいいですね。いま外出先で縫うことないけど、また泊まりで旅行に行けるようになったら半衿の付け替えとかに必ず裁縫道具持って行くので、この糸すごくよさそう。

 まち針。
 長さ、なんと2cm。正直どんなだか届くまで実感できませんでした。
 短い! もうほんとに短い。ちっちゃい。
 
 こんな違うの。(下のは今まで使ってたパッチワーク用)
 
 
 頭がガラス玉なのは同じなんですけど、短い方は透明。しかも玉の大きさがばらばらで、なんかすごくいとしい(笑)
 太さは手持ちのと同じくらいかなー、0.5mm台だと思います。もっと細いのもあるみたいなんだけど、今のところそこまで繊細なもの縫わないし(と物欲にブレーキをかけるこころみ)
 パッチワークの小さいピースとか、人形の服とか、普通の和洋裁でも薄い生地のときなんか、短いほうが絶対便利だわ、これこそなんで早く買わなかったんだ。長いとすぐ引っかけるんですよね(粗忽)
 いっぱい入ってるけど、わたし縫い針よりまち針を曲げがちなんです。大事に使います……。

 そして写真がないんですが、たたみ針。
 これも黒羽さんが目打ち代わりに良いと言われてたもの。これは地元の手芸店で見つけたので、買ってみました。
 いい。すごくいい。
 実はずっと愛用していた千枚通しが、先が傷んで引っかかるようになってしまい、二代目を探していたんです。が、千枚通しも目打ちも、何故か先端がスッと鋭角になっているものが見つからず、細かい作業ができない。おまけに軸が太い。
 どうしても軸が細いほうが使いやすいらしいです、わたし。
 たたみ針は一代目の千枚通しほどではないですが先端はちゃんと細く、目打ちのように角度に段がついたようにはなってないんです。そうそうこれ! スムーズにスッと細くなってて欲しいの!
 もう少しシャープなのが理想なので引き続き探しますが、とりあえずはこれで十分使えそう。
 リッパーより更に見失いやすいので、針穴を利用して紐をつけました。鈴のほうがいいかな(笑) 収納性は最高です。


 そんなこんなで、

 
 ちまちまちまちま。

 二十年くらい前に縫ってた人形服とか、半衿とか、ポーチとか、の、残り端切ればっかり。
 かたちになったら、またアップします。

 そういえば先の記事で書いたキャミソール、出来たんですけど、既に着ちゃっててインコの噛み跡もガッツリついちゃってて、写真ないです(笑)
 着心地最高。洗い替えもう二枚ほど縫わなきゃ。
 木綿ってほんっとに肌触り素晴らしいですね。化繊もう肌が乾燥して痒くてダメ……。
 ついでにゴムや伸縮素材の締め付けもダメになってきちゃったので色々と急ぎの縫い物が多いです。
 なんでいま年度末なん?

陶製のシンブル

2022年03月03日 | 道具
 陶のシンブル届きました。

 
 正直「使えなかったら飾りでもいいや」とか思ってた。
 ごめん。
 めっっっっっちゃいいです。
 惚れた。

 
 
 一枚目がメタルシンブルで入れたキルティング。
 二枚目が陶のシンブルで入れたキルティングです。
 布、芯、糸、針はすべて同じ。変えたのはシンブルだけ。
 あまり違わないように見えるのはわたしの腕のせいです……。
 しかし縫いやすさが全く違います。針目も揃うし細かく入れられるし(※当社比)、ここまで違うのかと仰天しました。
 
 購入はキルトパーティさん。
 使えなかったら勿体ないしと、柄お任せでお安くなってたのを買ったんですけど、偶然、一番欲しくて最後まで正規の値段で買うか迷ってた柄が来て、まさか注文を間違えたかと控えを確認してしまいました。こんなことある!?w
 なぜかここでしか売ってないので多分オリジナルなんだと思うんですけど、なんでこんな便利なもの、もっと一般に広まらないんだろ。
 お店では「大きめだからラバーシンブルをはめてその上からつけてね」って書いてあるんですけど、わたしのぶっとい指には素で嵌めてちょうどよかったです。わたしは中指につけるから余計かな。
 表面はつるっと滑らかなんだけど内側は釉薬が掛かってない素焼きみたいな質感なので、指先が蒸れる感覚が薄いのもありがたいです。メタルシンブルだとすぐ貼りつくみたいになっちゃって、それはそれで作業はしやすいんだけど夏はキツいだろうなって感触だったので(笑)
 いや、いい買い物をしました。

 しかし今これで縫ってるのはパッチワークではなく、ダブルガーゼのキャミソールだったりします。
 ふわふわのダブルガーゼを四枚重ねにすると厚くて普通の運針では細かく縫えないんです。で、試しに陶シンブル使ってみたらミシン並みの細かさでサクサク縫える。
 厚地……怖るるに足らず……!!!
 洋服買わないチャレンジ=つまり足りない衣類は全部手持ちの布で何とかせぇ、なので必死に縫ってます。
 これも出来たらアップしますね。