蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

プラチナ #3776 センチュリー シャルトルブルー

2018年06月01日 | 手帳・文房具
 一目惚れを、しまして。

 

 特に買うつもりで行ったわけではないのです。
 学生時代からお世話になっている文房具屋さん。
 ふと、ガラスケースになっているカウンターを覗いていたら、居たんです。
 プラチナ #3776 センチュリー。
 名前は知っていましたが、金ペンまでは正直いらないよと思ってたんです。
 そんなに書き味違うとも、自分にその差が分かるとも思ってなかった。

 ただ、わたしは忘れていました。
 自分が、青という色にめっぽう弱いことを。

 知らん間に凝視していたらしく、店員さんが試筆出来ますよって言ってくださって。
 おそるおそるで触ってみて、度肝を抜かれました。

 なんというのでしょう、よく言われる「ヌラヌラ」とかそういうのじゃない。
 書き易いかと問われたら咄嗟に書き易いとは出てこない。
 もちろん書きにくいわけじゃないのだけども。
 自分の中に、あの衝撃と感触を伝える語彙が未だに見つかりません。

 気になっていたインクで試筆させてもらい、またその色にも惚れ込み(それも青系でした)。
 我に返った時には紙袋を抱いて店を出るところでした。
 信じられないことですが、家に帰るまで、ニブの太さを確かめもしなかったことに気付きませんでした。
 普段なら「うーんMかー…Fのほうがいいなー…」って思いとどまるところなんですが。
 それどころじゃなかった。

 

 うつくしい…。

 お店にコンバーターの在庫が無かったため、取り寄せで数日待ちました。
 その間、さて手持ちのどのインクを入れようかと散々悩んだのですが、結局一緒に購入した色彩雫の紺碧に。

 

 いいペンを使えば字も綺麗になるなんてことはございませんで。

 人生初の金ペン。
 これからじっくりと、ゆっくりと、愛を育んでいく所存です。
 よろしく。