蝸牛のこちょこちょ

みずしろの普段着物と手仕事と好きなものの記録。

DAHON Boardwalk D7

2023年08月09日 | 自転車
 2台目です。

 
 DAHON Boardwalk D7。
 1台目との重量差は車体のみで3kg弱。同じ20インチの折り畳みです。
 1台目で十分と思っていたのに衝動的にお迎えした理由はただひとつ、その「工具一切なしでペダルまで折りたためる」仕様ゆえ。
 輪行計画をね。思いついてしまったんです。それも飛行機。
 電車と違って、計量や保安チェックをしてもらって預け入れの手続きを経ないといけない飛行機での輪行は、時間に少しでも余裕が欲しい。しかし1台目は工具なしでは折り畳めない上、ハンドルを引っこ抜かないと小さくならないため、その先端の保護やら固定やらでガチャガチャやってると輪行袋に収めるまでに30分近くかかるのです。
 正直つらい。暑い時期はさらなり。
 おまけに重く、折り畳み状態でも結構かさばります。折り畳み+緊急時の手当てに必要な工具とポンプとパンク修理キットまで持ったら、それだけで預け入れ手荷物の重量制限ギリギリになってしまう。
 ……これ、ひとつでもハプニングあったら、乗り遅れるぞ。

 そんな折、友人(ガチチャリ勢)からボードウォークは良いぞ……と唆され、もとい、有難い実使用レビューをいただき、一気に天秤がそちらに傾きました。
 更に、旅行先で偶然見つけて入った自転車店になんと全色揃っていて、折り畳みの様子を実際に見せて戴けたのが決定打になり、帰宅後無事にぽちっとな。
 注文自体はオンラインですが、最寄り店舗で受け取ることが出来るシステムで、店でチェックを受けた車体を対面で説明を受けてから引き取れるので安心感が絶大です。顔を合わせておけば、そのあとのメンテや点検の依頼もしやすくなりますし。
 というわけで納車日、そのまま車に積んで試走に行ったのが一番上の写真です。

 聞いていた通りクランクは結構ガリガリ。ハブやペダルもママチャリと変わらない……ということは多分かなり重い部類だと思われ。徐々に手を入れてやる計画です。
 しかし乗り心地は思っていたより良くて、特に段差での衝撃の来方が今までとかなり違います。軽いから取り回しもしやすいし。
 なによりギアの効果にびっくりしました。ひとつ軽いギアにしただけで坂をゆるゆる楽々上れてしまうんです。何を言っているんだお前はと言われそうですけど今までシングルギアだったので……。ゼエゼエハアハア言いながら上っていた坂が「……ハフ」くらいで上がれてしまう。文明の利器すごい!
 数日試走しては調整を繰り返して、取り急ぎ必要と思われるパーツをつけたのがこちら。

 
 追加したのはボトルケージとハンドルのバーエンドバー、リアキャリア、英式→米式バルブ変換アダプター。
 ボトルケージはミノウラのアルミ製。エンドバーはサイクルベースあさひのロングタイプ。リアキャリアはGIZA PRODACTSのCAR096。バルブアダプターはパナレーサーのです。
 どれも取り付けは単にボルトを締めるだけなのですが、キャリアがちょっと曲者。4本必要なボルトが何故か2本しかついていないのです。他のレビューを見ても、どうやらそういう仕様みたい。なんでやねん。
 わたしはたまたま手持ちがあったのでM5のステンキャップ(六角穴ネジ)の15mmを使いましたが、これはせめて商品説明に書いておいて欲しいなー。
 取り付けてしまえば後は定期的にチェックして増し締めをするくらいで快適に使えています。あ、自転車用ボトルは持ってないので普通のウォーターボトルにカバー付けて使ってます(カバーが無いと一瞬で吹っ飛んで行く)

 エンドバーは予想以上に効果がありました。フラットバーだけだとどうしても肩や腕が痛むのですが、農道やサイクリングロードなど他の交通がほぼなく信号や交差点も少ない場所でエンドバーに持ち替えると疲労がそれ以上溜まらないのです。おまけに金属そのままなので、今の時期は手の熱を奪ってくれて少し涼しい。エンドバーを握っていると咄嗟にブレーキ操作ができないので、使える場所は限られますが、これはつけてよかった。
 本当はブルホーンハンドルにしたくて、でも折り畳みが出来なくなると困るなーとエンドバーを選んだんですが、当面これでいいかも。ちなみに、つけたままでもクランプを緩めてハンドルをくるっと回せば折り畳み出来ました。もし干渉したらエンドバーのネジを少し緩めて角度をずらせばいいだけですしね。角度が変えられるのは一体型のブルホーンハンドルには無い利点です。
 ただ、単にくっつけているだけなので、思いっきり体重かけたりするとバーがくるりんっと前へ回りそうな怖さがあります。乗車前のチェックとこまめな増し締めは必須です。

 長年のクルマ社会生活で、何も考えずに思いついた買い物に寄る癖があるので、リアキャリアはわたしにとって必須の装備です。実際この間も持ち帰りのことを何一つ考えずに長さ40㎝くらいのものを買って、会計が済んでから「待てよ今日自転車だぞ」となったのですが、既にキャリアが付けてあり、サドルバッグに紐が入れてあったので事なきを得ました。最初からがっつり積みたいときはヴァーサケージなども使うと思いますが、普段はつけてないので……。

 まだ付けてないですがペダルも届いてます。三ヶ島の折り畳みペダル、車体に合わせてシルバーにしました。
 早く交換したいんだけど……あまりの暑さに玄関で作業をする気になりませんw 朝3時くらいに起きて活動するしかないのか(ネムイ)

 あと改善したいのはハンドルのグリップ。滑らないのは良いんですが、なんとも微妙な肌触りで(笑) 日によってはべたつきますし、ちょっと細いし。
 ハンドル自体の幅も若干広すぎるのは確かなんですが、シフターもあるし、エンドバーもつけておきたいし、中央部は太さ違うし、これ切るとライトとかベルとかつける場所無くなるんでは……で今のところ手つかず。いっそグリップパーツを取ってしまって必要な部分にバーテープを巻くのでもいいかもしれません。
 後方確認用にミラーもつけたい。なんだか1台目のミニママチャリよりハンドル操作に遊びがなくて、ちらっと振り向いて確認するのが怖いんです。もちろんきちんと確認するには止まってでも直接目視しますが、来てるか来てないかだけでも簡易確認できると気分的にだいぶ楽なので。
 ブレーキとタイヤもいずれ交換したいけど、これはもう少し乗ってからでいいかな。
 サドルについては、アップライトポジションで10㎞くらい乗っている程度では問題なし。ただブルホーン部分を握ると前傾になり、さらにわたしの場合一番漕ぎやすいのが「骨盤から前傾させて背筋を伸ばす」姿勢なもので、これをやるとちょっと痛いです。で、ミモレットの前の自転車につけていたジェル入りサドルカバーを流用。ちと重くはなりますが問題なく使えるので、とりあえずはこれで様子を見ています。
 ほんとはスペシャライズドのサドル欲しいんですけど流石に出費がキツイ。ボードウォーク自体が衝動買いだったし……それにしたってどうして車検と同じ月に買っちゃったのかな自分。

 
 
 現在、納車から約半月。早朝の涼しい時間、それも行ける日だけですが、合計120㎞ちょい走っています。
 車も人もほとんどいない農道をのんびり走る気持ちよさと朝空の美しさに、すっかりハマってしまいました。
 まだあちこちしっくりこない部分があるので、これから少しずつ改良していきたいし、涼しくなったら50㎞くらい走ってみたいし、電車での輪行もしたい。

 
 「今日は体調いまいちだし少しにしておこう」と思って出ても気づいたら10㎞、15㎞と走ってしまっている、そんな自転車です。いいものを買ったと思います。
 だって自転車がなかったら4時起きで運動1時間とか、絶対に出来ませんからね、わたし。(えばるな)
 少なくとも二日に一度のライドと、食事の改善と合わせて、ようやく順調に体重が減り始めたので、もうちょい様子を見てからこれも記事に……出来るように……頑張りマス。