みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

冬日和

2017年12月03日 | 俳句日記

身震いするほどの寒さに抗って、布団か
ら抜け出すと表を覗いた。
昨日に引き続いて、冬晴れの空が青い。
条件反射で散歩に出掛ける。

街路樹のヒメモチと、未だ葉を落とさず
冬の街角にサービス残業を続ける銀杏の
コントラストが美しく、写真に収めた。

ヒメモチの常緑の葉の間には、画像では
視認できないが7㎜程の真紅の実が散熟
している。青い空を背景に、黄色の芯と
緑の体、添えは赤い実。

街角で美人を見かけると気持ちがいい。
風景もまた、身体の芯から温かみが湧き
上がるような心持ちを与えてくれる。
今日の収穫ははこれで充分だ。

六地蔵尊に朝のご挨拶のご真言を唱え、
帰ってから昨日のシチューを食べた。
身も心も温かくなって今朝が始まった。
冬晴れを、冬日和、寒日和とも言う。

〈斯る日に 清く立ちたし 冬日和〉放浪子
季語・冬日和(冬)

12月3日〔日〕冬晴れ
今日は、何事の始まりでもある
甲子(きのえね)の日。
十干と十二支の組合せの始まり
を意味する。
九星陽遁始めの日だから縁起が
良い日だ。
しかも天赦日でもある。
良い事があった人は感謝して床
について下さい。
悪い事があった人は、明日が望、
つまり満月なので月に厄払いを
祈る事。
因みに、私は可も無く、不可も
無い穏やかな一日でした。