水徒然

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解析・コメントして交流できたら最高至福です。

放射化現象に係る記載を調べました。(その10-3:地震予兆現象と環境放射能との関係)

2012-03-13 | 日記

'12-03-11(03-13追加・修正・更新)
既報にて、ブログの本題ではありませんが、福島原発事故で発生した放射性物質の環境中への漏洩・拡散によって 当初、「現状の漏洩レベルなら、直ちに人体には影響はない」という度重なる報道に疑問を抱きながら、「放射線に係る投稿」を放射線の単位の理解から始まる初歩的な知識を調べました。

 また、引き続いて放射能(残留放射性物質による放射化によって、2次、3次的に物質を励起発光して、最終的には熱となると思われる誘導放射線に係る投稿を整理しました。
詳しく見る>>

既報(その10その10-2) に引き続いて、追加・更新しました。

 既報までの関連していると思われる記載を参考にして、地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」に着目して、

 放射能の影響を原点として、個人的な観点で
さまざまな要因・現象との係り整理しています。(継続中

 別途、再編集(項目と各記載を「分割」)して整備する予定です。

<今回の追加・更新分

1.係りがある環境放射線について  詳細別紙(その10その10-2
関連投稿(・大気圏での放射性物質分布 ・(放射性物質の正体は?))

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>

 
(google画像検索から引用)

<放射性崩壊例:クリック☞拡大>

(google画像検索から引用)



1)アルファ線、2)ベータ線 、3)ガンマ線 、
4)ニュートリノ(別途追加更新)
基本的な性質(引例文献詳しく読む)
5)紫外線) 6)可視光線 (その10)、

     (google画像検索から引用)
7)太陽フレア(その10-2

2.係りがあるガスについて 
詳細別紙(その10
1)ラドン(自然放射能)
2)酸素、
3)オゾン(地殻振動による圧電効果で酸素から発生)
4)メタン(炭化水素:CH4)、5)二酸化炭素CO2
6)硫化水素
海底亀裂(酸素少ない)、温泉地帯などに発生


3.係りがある要因・現象について
<メカニカル>別紙(その10
1)大陸移動(プレートテクトニクス)
2)地殻地質(組成・電荷、断層、亀裂・隙間)
関連投稿:異常気象など天変地異に影響する要因に係る考察と地質調査
3)人為的な発破(小さな核爆発)
関連投稿:地異に係る記載(人工的な所為で地震を発生させる要因)

<エレクトロ・マグネティック> 別紙(その10
1)地磁気異常(NS)
関連投稿:地異に係る記載(「磁気異常」はクジラ漂着の原因とのこと)
2)電磁波(ノイズ)
関連投稿:天変に影響する要因に係る記載(巨大な爆発現象「太陽フレア」接近)

3)ガス、イオン化(+、-) 
(別途追加更新)


4)エアロゾル、ゾルの電荷(+、-)(その10-2

・表面電荷: (放射性物質の付着、反応し易さの目安)
既報引用文献「ゼータ電位の測定」の巻末に記載されている物質の等電点によって、おおよそ判断しようと思います。等電点が7より大きい物質は正、小さい物質は負を示します。
基本的には水中/非水、空気中系でも正負(+-)の判断は可能な指標と想われる。
例えば、放射性物質PuO2 9.0(正) 、土の主成分シリカSiO2(石英) 1.8~2.5 (負)。
 正負が異なる物質はお互いにくっつきやすい。
放射性物質の元素分析はCs(セシウム)のみならず、Pu、Sr、Iなどの化合物も存在すると推測されますので注目したいと思っています

話が少しそれますが、
<除染への応用>
 海水中のセシウム濃度の増加が報道されています。
mitsuher @mitsuher
セシウム流出量、東電推計の6倍…海洋研試算  東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原発から海に流出した放射性セシウム137の総量は最大で5600テラ・ベクレル(1テラは1兆)に上るとの試算を、海洋研究開発機構がまとめた。 読売新聞 3月6日
上記のような酸化物ゾルにならず、セシウムはイオンとして大部分(一部砂塵に付着して海底?)、海水中で電荷+化して溶解しています。
原発汚染水のみならず下水汚染水中の放射性物質からなるセシウム、共存している多核種からなる粒子のろ過、水中の陰陽イオンをpHコントロールしてもれなくゼータ電位を管理して凝集沈降、および合成ゼオライトやチタンケイ酸塩などの顔料に選択的かつ効率よく吸着・分離することも大切だと想われます。

 すなわち、各種のゾルからなる水中での凝集、分散を効率的に除去して管理するためには

上記のゼータ電位を制御することを一考して、きめ細かい設備・装置設計が必要か?


(転載開始)

ゼータ電位の測定

「ゼータ電位は,実用的な観点からは界面電気現象の中で最も重要なものである。ゼータ電位は電気泳動,電気浸透,流動電位など,すべての界面電気現象に関係し,また分散の安定性にも支配的な影響を与える。本稿では,ゼータ電位の本質に関する説明を行うとともに,最近急速に発展を続けているゼータ電位の測定法や測定結果などについて解説する。・・・
表1 各種酸化物表面の電荷零点(または等電点)
物質名  pH 測定法
Al2O3 9.1~9.2 sp
Al2O3 7.4~8.6 〃
AlOOH(ベーマイト)7.7 〃9.4 mep
AlOOH(ジアスボア) 5.5~7.5 〃
Al(OH)3(ギブサイト) 5.0~5.2 〃
Al(OH)3(バイヤライト) 9.3 〃
BeO 10.2 eo
CdO 10.4 mep
Cd(OH)2 >10.5 〃
Co(OH)2 11.4 〃
Cu(OH)2(水和物) 7.7 〃
CuO 9.5 〃
Cr2O3(水和物) 6.5~7.4 〃
Fe(OH)2 12.0 eo
Fe3O4 6.5 〃
FeO3(赤鉄鋼) 8.3 mep
FeO3 6.7~8.0 〃
Mg(OH)2 12.4 eo
Mn(OH)2 12.0 mep
HgO 7.3 〃
NiO 10.3 〃
Ni(OH)2 11.1 〃
PuO2 9.0 〃
SiO2(石英) 1.8~2.5 〃
2.2~2.8 sp
SiO2(ゾル) 1~1.5 mep
ThO2 9.0~9.3 〃
SnO2 6.6~7.3 〃
TiO2(合成ルチル) 6.7 sp
TiO2(天然ルチル) 5.5 〃
TiO2(天然ルチル) 4.8 mep
TiO2(合成アナターゼ) 6.0 〃
WO3(水和物) 0.5 〃
V3O8 4 sp
Y2O3(水和物) 9.3 mep
sp流動電位法,eo電気浸透法,mep電気泳動法

ゼータ電位は,コロイド・界面化学の分野のみならず,食品や生物学などの領域でも時々出会う量であり,これ等の系の物性と深いかかわりを持っているが,一般には取り付きにくい概念として敬遠されがちである。・・・」

(転載終了)

関連投稿:
水環境分野へのゼータ電位応用例に係る記載
「<測定例>
 たとえば、アルミナおよびシリカ単独では、等電点(電荷が0のときのpH)がそれぞれ約pH2.5とpH9であり、pH7~7.5(海水の平均)では両者のゼータ電位が反対になっています。微粒子のマイナスを示すシリカ(SiO2)がプラスを示すアルミナ(Al2O3)に吸着しています。

     (google画像検索から引用)                           」

 <エレクトロ・ホトニック> 別紙(その10
1)蛍光発光(別途追加更新)
2)竜巻・突風
関連投稿:異常気象に係る記載(伊豆半島の地震、竜巻現象、鯨打ち上げ)


⇒上記の羅列(整理)に対する地震との因果関係のまとめ

引き続き追加・更新・修正していきたいと思っていますが、

 地震と放射能(爆縮による環境放射線低下)との関連(メカニズム考察)は不詳。

 3.11大地震(大津波)と昨今の東日本周辺を襲う中小群発地震(津波なし)
地震予兆現象と環境放射能
との関連は???


 上記で割愛した
 潮汐現象、微生物によるバイオ・ホトケミカル的な反応と宏観現象
との関連など着目が必要か?

そもそも環境放射線低下のメカニズム自体も個人的には不詳。

 正体不明の核種からの放射能のベクレル値変動の実態(中身と含有量、組成)
に対する定量分析・解析技術の進展に係る検索と公開が必要と推測される。



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