水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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放射化現象に係る記載を調べました。(その10-8:地震予兆現象と環境放射能との関係)

2012-03-21 | 日記

'12-03-21
 既報(その10その10-2 、その10-3、 その10-4その10-5その10-6その10-7 に引き続いて、
未記載分を追加・更新しました。
<今回の追加・更新分
<エレクトロ・ホトニック・バイオケミカル> 別紙(その10
 「自然蛍光物質の発光」、「オーロラ発光」、「地震前に雲底が赤く染まるという一種の発光」とは比べ物にならないニュートリノ由来の超微弱な蛍光発光に係る記載を調べました。

既報までの関連していると思われる記載を参考にして、地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」に着目して、
 放射能の影響を原点として、個人的な観点で、
さまざまな要因・現象との係りを整理しています。(継続中

別途、文末の整理項目と断片的な記載を分割して再編集して整備する予定です。
  
 
1)蛍光発光
 既報(その10-7で紹介しましたように、放射能のベータ壊変に伴って発生する放射線ニュートリノ(個人的には詳細不詳)光速と同等であり、物質透過性は他の放射能と比較して大きいという。そのニュートリノを光電子増倍管で観測されています。
 ニュートリノと「爆縮現象」(大きな地震の直前にガイガーカウンターのバックグランド計測値が一時的に異常に低くなる現象)との関連はさておき、既報の引用(詳しく見るにおいてニュートリノが地震と関係するという仮説が提案されています。
関連投稿:
今までの「放射化に係る投稿」(その1:'11-05-19~'12-01-23)
引用文献:蛍光性鉱物Fluorescent Minerals 詳しく見る>>
・崩壊放射線の検出に利用されているヨウ化セシウムなど蛍光物質
・・・蛍光を発生させるために、各測定機の蛍光発光にどのような蛍光体が用いられているか、および、それらが励起されて発光する時の波長スペクトルに係る記載を調べました。環境中に大量にに漏洩している放射性セシウム、ヨウ素の化合物ヨウ化セシウム(CsI)から紫外線(UV-Aレベルの315~380nm相当の波長)300~600のnmの波長が発生している。
続きを読む>> 


(転載開始)

 光化学の用語集
(一部抽出しました。)
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Takehito.Senga/geocity/photochemistryterm.html
#光電子増倍管
「・・・
蛍光(fluorescence)

 一般的な蛍光は光化学で云う蛍光と少し違っています。簡単に言うと、蛍光を発するような物質に、ある波長の光を照射した場合、それよりも波長の長い光を発光した時、その光を蛍光と呼びます。入射した光子エネルギーよりも高いエネルギーを持つ光子は発生しないと言う事です。ちなみに、寿命がすごく長い物は「りん光」と呼ばれ、照射光を遮った後も長い物は数秒程度発光が続きます。
光電子増倍管(Photomultiplier:PMT)

 非常に僅かな光でも反応する、非常に一般的な光検出器。
 原理は光電管に光電子の多段増幅器を備えた物で、大抵は高電圧で動作します。(1~3kV程度)光電面に入射した光子によって光電子が放出され、これが電位で加速され二次電子を放出し易い電極に衝突すると、更に多くの電子を放出し、更にそれが・・・となだれの様に次々に段階的に増幅されて最後に陽極に衝突して検出電流として得られます。大体、10段階位で増幅されて、最初の光電子の100万~1000万倍の二次電子量に増幅されます。全て封じ切りの真空容器内で増幅される為、後でOPアンプ等で信号増幅する場合に比べて格段にS/Nが良いです。ちなみに光電子「倍増」管と、呼び間違えてはいけません。
 これの大きいやつを、いっぱい並べた装置(カミオカンデ)を使って小柴昌俊さんはニュートリノを観測しました。ニュートリノそのものを見たのではなく、ニュートリノが気まぐれに水を励起するのでその時の微弱な発光(チェレンコフ光:その発光システムはちょっと複雑)を光電子増倍管で見たわけですが。
 逆に光電子増倍管の多段増幅部のみの小さいやつを、蜂の巣の様に並べた物はMCP(マイクロチャンネルプレート、マルチチャンネルプレート)と言われます。二次元的に捕らえて増幅するので、信号強度が上がるばかりではなく、その後ろに蛍光体とCCDを置く事で二次元イメージ像を得る事が出来ます。そのままだと真空紫外光や、電子、イオンの検出だけですが、MCPの前に光電面を置くと高感度に可視光や赤外光のイメージング像を得る事が出来、それを一般にイメージインテンシファイアと呼びます。・・・」

⇒「ニュートリノが気まぐれに水を励起するのでその時の微弱な発光(チェレンコフ光:その発光システムはちょっと複雑)を光電子増倍管で見たわけですが。」という。 
 ニュートリノの存在するところには電子あり。
電子の放電により、ペロブスカイト系地殻(引例文献詳しく読む)の逆圧電効果による振動の可能性について地質との関連において着目したい。

 既報で記載した、地震発生前にオゾンが発生するのは地殻振動による圧電効果によって発生した電子励起で発生した
紫外線の波長によって オゾン(O3)化した?と思われます。
~ 励起という現象 ~ 

参考投稿:
放射化現象に係る記載(放射性物質による放射化の可能性について)

1.教えてgoo 2009/10/12 23:28
「放射能に汚染された水が蒸発したら」によれば、
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/5362791.html
(一部抽出しました。)
質問
・・・放射能に汚染された水は大気中に拡散し、やがて雨になって落ちてくると考えられますね
回答
☆水自身が放射化する可能性
 水の水素や酸素の放射化は、原子炉の動作時にはありえます。
・(軽)水素 → 重水素 → 三重水素
・酸素16 → 酸素17 → 酸素18 → 酸素19

 
これら右へいく反応は、原子炉の動作時の中性子の吸収でありえますが、反応の確率が低い上、元々軽水素:99.98%、酸素16:99.76%以上と放射化まで変化する量は、通常問題になる量とは考えられません。

・自然界の蛍光性鉱物などの発光
 地殻など自然環境に存在している蛍光を発生する鉱物を調べました。
<参考>
ウィキペディアによれば、

 

<参メモ:既報までの整理項目と追加項目> 
1.係りがある環境放射線について (その10) 
1)アルファ線、2)ベータ線 、3)ガンマ線 、
4)ニュートリノ(その10-7
基本的な性質引例文献詳しく読む)

5)紫外線 、6)可視光線 (その10

7)太陽フレア(その10-2

8)HAARP
 (その10-4) 2.係りがあるガスについて 
1)ラドン(自然放射能)
2)酸素
3)オゾン(地殻振動による圧電効果で酸素から発生)
4)メタン(炭化水素:CH4)
5)二酸化炭素CO2 別紙(その10-4

3.係りがある要因・現象について
<メカニカル>別紙(その10
1)大陸移動(プレートテクトニクス)
2)地殻地質(組成・電荷、断層亀裂・隙間
3)人為的な発破(小さな核爆発)
<エレクトロ・マグネティック> 別紙(その10

1)地磁気異常(その10-5
2)電磁波(ノイズ)
3)ガスのイオン化(+、-) (別途追加更新)
4)エアロゾル、ゾルの電荷(+、-)(その10-3
・表面電荷: (放射性物質の付着、反応し易さの目安)
<エレクトロ・ホトニック・バイオケミカル> 別紙(その10
1)蛍光発光今回追加更新
2)竜巻・突風(別途追加更新)
3)除染水(別途追加更新)
関連投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載 (放射能を除去する水について)
4)除染微生物(別途追加更新)
関連投稿:放射化現象に係る記載(環境放射能を低下する微生物)

 


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