つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

フラ・ガール

2007-09-06 15:43:17 | 日々のこと
久しぶりにDVDを借りて映画を見ようと思い、
レンタルショップに行った。
何年か前によく借りていた店だが、最近まったく行かなかった。
引越しなどでカードもどこへいったやら・・・・
店のおじさんに「前ここでレンタルしてましたが」というと、
「電話番号で分かりますよ」といって、
新しいカードを作ってくれた。

さっそく「フラ・ガール」を借りてみた。
懐かしい映像が画面に出てきた。
いわきの炭鉱の町のボタ山が見えた。
ちょっと作り物のようで本物の実感はなかったけど、
「えーいわきにもこんなところがあったんだ」と思った。

ボタ山というのは石炭を掘ったときに出る土で、
石炭とそうでない石や土を選別して捨てた山のことである。
昔は北九州や山口は炭鉱がたくさんあった。
燃料はただで、炭鉱からはたくさんの水が出る。
私の近くの炭鉱も大きな風呂があって、
一日中お湯がどんどん沸いていた。
今考えたら本当にもったいない話だと思う。

石炭で沸かした蒸気で南国の木やヤシの木を育てて、
ハワイアンセンターを作った。
今でこそフラダンスが全国的に流行っているけど、
あの寒い東北で南の島の踊りに目をつけるとは、
面白い発想をしたものです。

ハワイアンの音楽が流行し始めたころは
まだ、海外旅行もあまりいけなかった時代。
ウクレレやスチールギターで奏でる音楽に魅せられ、
南の国、夢のハワイとハワイアンを口ずさんだ。
でもフラダンスはまだ踊れる人も踊る人もいなかった。

当時あの色とりどりの衣装と、
にぎやかな踊りを見た人はびっくりしただろう。
この映画はちょうど石炭から石油に変わるころで、
フラダンスで町興しを真剣に取り組んだ人たちの話である。
斜陽になった炭鉱の町は活気を取り戻した。
映画は音楽も迫力があってフラダンスも楽しめた。
なかなか面白かったです。