つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

煙霧(えんむ)

2007-07-20 15:38:20 | 日々のこと
昨日、晴れなのに太陽も見えず、
薄い雲でもなく霧かガスのようなものがかかっいた。
夜の天気予報で煙霧と知った。
こんな言葉を知らなかったので、辞書を引いてみた。
1)けむりときり・・・字の通りである。
2)「気」液体・固体などが小粒のまま空気中に浮遊して
  視界が悪くなった状態。煤煙・排気などが原因。
  公害の一つ。スモッグ
ここまできてはじめて理解できた。光化学スモッグということなのだ。
この空気のきれいな宮崎で起きることはまずない。
なのに今日もまた霧に包まれた天気になっている。
いつもなら梅雨明けの青い空が見えるはず。

いま梅雨前線が中国から韓国の南、
九州北部方のに停滞していて、風は南西から吹いている。
この影響をもろに受けていると思われる。
中国の工業排煙がこの日本に偏西風に乗ってやってきた。
中国は世界3位の経済大国になった。
それは昔の日本と同じで、空気や海や川の汚染をそのままに、
成長を遂げている。
あのころは日本でも光化学スモッグが発生した。
川崎ではぜんそくの人が大勢でた。
その少し前には水俣病やカネミ油脂などの公害が発生した。
工業排水を垂れ流したことでおきた病気である。

いま、中国がそんな状態だということを、
日本の政府は知らぬわけがないと思う。
環境問題を考えるなら、エネルギーだけではなく、
人間の健康にかかわる環境汚染にももっと声を上げるべきだと思う。
他の国の汚染も人体に影響する。
地球はつながっている。

【水俣病】1,930年代から熊本のチッソ水俣工場がメチル水銀を
流したことから始まる。50年代から貝が死に魚が浮いた。
水俣湾の魚を食べた人はメチル水銀の中毒にかかる。
この毒性は人体の中枢神経に作用し脳の細胞を犯し、手足のしびれ、
言語障害、体中がけいれんするなどの症状が出た。