つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

嵐の後の落し物

2007-07-17 15:22:07 | 思い出
いつものようにウオーキングいく。
風が気持ちよくてあまり汗もかかず歩けた。
昨日、シーガイヤの前の道路は松葉がたくさん落ちていた。
道路の中央まで出て、掃除の人が松葉かきで取り除いていた。
今日はすっかりきれいになっていた。
遊歩道までは手が回らないようで、そのままになっていた。

台風の去った後はいろいろなものが落ちている。
子供の頃、台風は8月の終わりか9月になってやってきて、
柿や栗などの実をたくさん落す。
嵐の後はそれをみんなで拾い行った。

中には青い柿や渋い柿もあって、
かじっては「渋い!!」といいながら捨てた。
木の上から風で飛ばされるので、
赤く熟れた物はたいてい傷がついたり割れたりする。
それでもお腹の足しになるので食べたものです。

台風の後は木の実以外に小鳥が落ちていることがある。
鳥の巣からはまだ飛び立てないひよこがいて、
そのまま巣と一緒に落ちる。

実家の周りには昔、フクロウがすみついていた。
フクロウは子供でも大きいので嵐の後は必ず落ちている。
兄達は拾ってきてカゴに入れ、バッタやカエルを捕まえてエサにする。
そのエサを食べれる子供のふくろうは、
元気になって山に帰っていく。

全部が元気に巣立っていくわけではなく、
中には死んでしまうものもいた。
くちばしが強いので子供の指をかむこともあったり、
夜中に親鳥が探しに来たこともあった。

くりくりとした目が可愛いふくろうは、
頭を後ろの方まで回すことが出来た。
ヨーロッパで幸せの使者だと聞いたのは、
私が50代になってからのことだ。