つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

地球交響曲第6番

2007-07-08 15:36:57 | 日々のこと
土曜日の雨の中、ガイヤシンホニー第六番を見に行った。
瀧村 仁監督作品でサブタイトルは
「すべての存在は響きあっている」だった。

第一部から第5部まで全部見ていて、
この作品から学ぶものがとても多い。
第6番は音を通して地球のあらゆる生命体は、
音でつながっている、響きあっているということを知る。

インド音楽、シタール奏者のラヴィ・シャンカール氏
シタールという楽器も始めてみる。
スイカくらいの大きさのひょうたんに
太いギターの棹を取り付けたような楽器だ。
弦は二段に張ってあり、上は4本、下にたくさん通してある。
下の弦は上の音を響かせる役割をする。
この音楽には楽譜はなく口伝で代々伝えられるものだそうだ。
演奏される音は心を虚空の状態にするというものである。

アメリカのピアニスト、ケリー・ヨストさん。
第3番で使われたピアノ曲の演奏者でもある。
彼女は演奏活動は一切せず、CDが口コミで世界に広まった人。
ピアノを弾くとき、いかに自然と溶け込むかを考えているという。
ケリーさんのピアノ演奏はやさしく人の心を癒してくれる。
本当に素晴らしいです。

海洋生物学者、ロジャー・ペイン氏。
クジラが歌うということを発見して、
クジラの音を海中で録音しそれを分析した人だ。
そのクジラの音階と、私たちの楽譜の音階が同じというのも驚きだ。
そして彼はクジラの音楽を友人と作曲しCDにした。
クジラは海の中で遠くまで届く海域を知っていて、
アメリカからヨーロッパまで仲間と通信しているという。

この3名の映像の間に「虚空」を感じる音を流した。
ブーオンという弓と風の音、長い筒を吹く音など身体にズシーンと響く。
映画が終わって龍村監督の講演があった。
始めてお話を聞いた。
何番だったか忘れたが自分の子供の出産を映像化されたことがあった。
その時はまだ若い人だったのにもう白髪が目立つ。
20年以上経つのでしょうか、いま67歳とおしゃった。