つれづれ草

日常の思った事を書いていきます。

タケノコの季節

2007-04-12 16:02:11 | 日々のこと
昨日、近所からタケノコの掘りたてをもらった。
その前の日にスーパーでたけのこを見つけて、
市販のものより生がいいと思って買った。
そして、糠でゆでてお煮しめを作ったところだった。

貰った大きな孟宗竹のタケノコは少し伸びていた。
根のほうは掘った時に取れたのか根のイボイボがなかった。
それでも朝掘ったのか新鮮で、
皮が動物の毛のように硬くざらざらしていた。
さっそく茹でて冷蔵庫に入れ、今日は豚肉といっしょに、
味噌煮でもしようかと思っていた。

すると、昼に娘からメールが入って、
「ゆでたタケノコを貰ったから帰りに持っていく」と・・・
「わあおー、やっぱり来る時には重なるものだね」って笑った。 
昨年もちょうど同じようにタケノコをいただいた。
嫌いじゃないけど、毎日来るのはちょっと大変だ。
ほかの保存や調理方法はないものかと思う。

私の田舎の実家もすぐ側に竹やぶがあって、
春になると雨後のタケノコのごとくたくさん生える。
春の最初にまだ地面から出るか出ないかの頃に探すのが面白い。
 
土が少し盛る上がって、タケノコの頭がまだ白く、外の空気に触れてない。
そんな柔らかいまだ土の中で眠っていて、
やっと外に出ようとしているとき、春を感じてうれしくなる。
「初タケノコだあー」と大喜びで掘ったものだ。

よく父が「ふご」といってわらで編んだ荷物を抱える籠のようなものに、
タケノコを掘ってかついで山から持って帰ったことを思い出した。
春の季節の贈り物、タケノコのパワーをいただこう。