またまた神様ありがとうでございます。
十五日朝熱が下がった報告をすると、くるはずの家族は大喜びでした。
ところが彼らが出発したよ、と連絡をくれたそのすぐあとに
何日か前にあった山の友人から連絡があり、
二、三日発熱していたというではないですか。
げ、今頃それを言うか?
十五日から友達家族が来ることは伝えてあってよければ一緒に遊ぼうと誘っていたのです。
自分達が発熱した時点で
こちらに伝えるべきでしょう。
それを出発の当日になって知らせてくるなんて、ひどいです。
それも出発してからですよ。
この話を聞いて多分コロナだと思いました。
でも家人は熱が下がって結構普通にしています。
どうなっているのでしょう。
結局友達の家族に連絡し急遽行き先をGちゃんの家に変えてもらいました。
幸い、いろいろな事情から二家族が来るはずだったけど
一家族になっていたのでGちゃんの家に泊まってもらいます。
残念だけどリスクを考えると今回ばかりは諦めました。
すると
その翌日今度は私が発熱したんです。
朝ご飯の後何と無く体のだるさを感じて横になったかと思うと
その後に寒気を感じて、
これは熱の症状だとすぐに気が付きました。
速攻二階へ上がって布団に転がり込むと
それから丸二日熱の世界を彷徨っていた感じです。
熱は三十八度台が最高で九度までは上がりませんでしたが
体の節々が痛くまたお腹が張ってまるで石を抱えているようでした。
熱のため頭痛もあって眠たいのに少しも寝られません。
うんうん唸りながらただただじっと耐えました。
解熱剤は用意してなかったので歯医者でもらった痛み止めを一錠ずつ
三回飲みました。
痛み止めが効いている間はなんとなく眠っていたようです。
我が家はホメオパシストですのでホメオパシーのレメディも使いました。
ベラドンナという名前のレメディです。
熱が出て頭が痛く眠れない時などに使います。
そのレメディも舐めるとすぐに眠りに落ちるのでまるで眠り薬のようだと思いながら
四、五回は使ったと思います。
これにもずいぶん助けられました。
喉の痛みはなく咳も出ませんし、匂いも味覚も問題ありませんでした。
二日目の夜、最後にレメディを舐めて夢を見ました。
とてもはっきりとした夢で今でも思い出せるくらいです。
空き家が何軒か並んでいる通りを歩いている夢でした。
遠くの景色もはっきりと覚えていてまるで現実のような夢だったけど
その夢から覚めたら熱は完全に下がっていましたね。
レメディ様様です。
三日目の朝久しぶりの空腹を覚えましたが、
二日間丸で何も食べていないので急に普通食を食べる気にならず
まずは梅ショウ番茶。
梅干しとおろし生姜に番茶を注いで気持ち醤油を垂らしました。
汗をたっぷりかいたので
塩分補給の目的もあってのチョイスでした。
これが空きっ腹に染み込んでそれまで石のように硬かったお腹が
少し動いたような気がします。
それからしばらくしてくず湯をコップいっぱい飲みました。
葛湯は仙人の空腹を満たすものですからこんな時にちょうどいいと思ったのです。
くず湯をのむとお腹が余計に減っている気がしてきて
次はお粥を作り、白粥と鰹節に醤油をかけたのだけをおかずに
三杯食べたけど鰹節の旨味と醤油の旨味が際立って感動しました。
醤油ってこんなに美味しかったんだ、と改めて醤油に感謝しつつ
私の体は米と味噌、醤油、梅干しでできているのだと実感。
このシンプルなうまさを再確認したのも発熱のおかげかな。
私たちの発熱は多分コロナ由来のものだったかも知れませんが
普段から誰にも会わない暮らしです。
自宅療養で過ごしています。
いつも来るおじさんに買い物を頼み縁側に置いてもらうようにもしました。
接触なしに済むように工夫しています。
普段人に会わない人がたまたま会った人が保菌者だったとしか考えられません。
なんという偶然でしょう。
それにしてもみんなが到着する前でよかったです。
家人の熱が下がって川遊びに行けると喜んだのも束の間でしたが、
却ってラッキーだったと思います。
一緒に遊べなかったのは残念ですが、
大きな騒ぎにならなくてすみそうです。
またまた、神様に感謝ですわ☆