寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2939話) 休校活用

2020年04月05日 | 行動

 “新型コロナウイルスの感染防止として小学校が休校となり、三年生と一年生の息子二人は休みの大半をわが家で過ごしている。計算や漢字のドリル、プリントにある工作に取り組んだり、家の前の公園で遊んだり、テレビを見たり・・・。
 休校二日目の朝、長男が突然「スーパーの袋をちょうだい」と私に言った。何に使うのかと聞くと、前日に訪ねた公園にごみがたくさん落ちていたから、それを拾うとのこと。驚いたが、袋を手渡すとすぐに外出した。十五分後、袋をごみでいっぱいにして笑顔で帰ってきた長男は「これで今年も無事に昆虫が育つね」と満足そうだった。知らないうちに自発的に考えて行動できるまでに成長したことに驚いた。
 この先も、長男は公園でのごみ拾いを続けたいと語った。思いがけず、いつもとは違う長い春休みになりそうだが、有り余る時間を有効に活用しようとする長男を、私も次男も見習わなきゃ!”(3月18日付け中日新聞)

 名古屋市の主婦・小泉さん(39)の投稿文です。新型コロナウイルスで世界中が大変になってしまった。子供さんのある家庭では、学校が突然休校になりさぞ混乱であろう。また子供たちも大変である。そんな中、小泉さんの3年生の子は素晴らしい活動を思いつかれた。汚れた公園のごみを拾う。いやだなと思った気持ちが行動に結びつく。子供らしい素直さである。これだから子供はいい。変なてらいがない。誰もが見習いたいところである。
 これからも続けて欲しい。そして、それが周りに広がれば更にいい。そうすれば周りの環境も自然よくなる。逆に、ごみをそのままにして捨てる人が増えれば、逆になる。どちらに転ぶかは紙一重である。
 4月3日の中日新聞「発言」に、小学生が地球の環境について学び、その後公園のごみ拾いに出かけた。そして、ごみの多さに嘆く意見が出ていた。たばこの吸い殻が多かったとある。これは大人の行為である。まずは拾えとは言わない、捨てるなと言いたい。


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