寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3195話) アロエの恩

2021年09月05日 | 出来事

 “「ドカーン」-。午前二時すぎ、隣室のリビングから大きな音がしました。目を覚まして寝室から駆けつけると夫が倒れていました。転んでテレビの角で左腕と頭を打ち腕からは血がたくさん流れていました。自力で起き上がれないみたいでした。何とか体を起こしても夫は「痛い、痛い」と訴え、「とりあえず止血しなくてはと思い、傷薬にも使えるアロエの存在が浮かび、ベランダの鉢植えにある葉を折り、いったん傷を消毒してから腕にどろどろの汁をたっぷりと塗りました。手当てを一週間したら夫は回復しました。
 思えば、数年前まで飼っていた愛犬の具合が悪くなるとアロエの葉の汁を牛乳に混ぜて飲ませたものです。今回、夫もアロエに助けられました。”(8月10日付け中日新聞)

 名古屋市の主婦・小野寺さん(83)の投稿文です。アロエは「医者いらず」ともいうくらい、薬用としても良いようだ。小野寺さんもこのようにいろいろ活用されている。
 「良いようだ」と書いたが、良いのである。ボクの家もたくさん作って活用している。妻は小野寺さんのように傷を作ればすぐに塗る。やけどをしたときにもすぐに塗る。料理にも使う。特にアロエの刺身である。小野寺さんは「アロエの恩」と書かれている。まさに恩の感じであろう。
 ボクの地域では外で冬が越せない。軒下に作り、冬には囲いをする。西洋アロエも作っている。こちらは野ざらしで冬も越せるが、日本アロエのように薬用にはならないようである。ただ毎年花を咲かせてくれる。すっきりと長く伸び、花の期間も長い。それぞれ使い道はあるようだ。


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