寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3054話) 初個展

2020年11月23日 | 行動

 “ふるさとの豊かな自然や文化の一こまを記録にとどめ、後世に伝えていくとともに、生活に夢と潤いを醸成しようと写真を撮り始めたのは五年前のことです。以降、好奇心を胸に「今日はチャンスに遭遇するかもしれない」と朝夕カメラを手に駆け巡りました。活写したわが作品が入賞するという素晴らしい名誉に輝くことが時折あり、それが子どものようにうれしくてたまりません。頭の中は写真のことでいっぱいです。
 五年を一つの区切りとして、これまでに賞をもらった作品を一堂に集めた初めての個展を開くことにしました。地元の駅のギャラリーで三十日まで開催していて、どんな評価が得られるでしょうか。不安もありますが、いくらかの楽しみもありそうな気がしています。”(11月3日付け中日新聞)

 滋賀県愛荘町の自営業・青木さん(男・80)の投稿文です。75歳を超えて写真を撮り始め、5年目にして個展を開く。それも賞を貰った写真を集めたものと言われる。人はしようと思えばできるものだ、と言うことをあらためて知らされた。そして今も頭の中は写真のことでいっぱいと言われる。この好奇心はどうだろう。生きている限り、人生に終わりはない、その手本のような人である。
 そしてその目的が「ふるさとの豊かな自然や文化の一こまを記録にとどめ、後世に伝えていく」と言われる。単に自分の楽しみだけではない。社会に役立つと言うことも視野に入れておられる。素晴らしい。人間、年齢ではないのだ。する人はするし、しない人はしない。心意気である。ボクも今年後期高齢者に入った。青木さんはこの歳から写真を始められた。ボクはこのコロナ禍の中で戸惑っている。いろいろ予定していたものが中止になってしまった。今年始まったものは神社総代くらいである。想像していた以上に大仕事である。でもこれを言い訳にしてはいけない。次を見据えて考えておきたい


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