寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3235話) 雨の日

2021年11月25日 | 意見

 “雨が嫌いでした。晴れの日は一日中気分が良く、雲一つない青空を見ると自然と元気になります。が、雨の日は憂鬱な気分になり、通学も大変になるからです。しかしあることを知ってから考え方が変わりました。それは雨のメリットです。
 雨の降る音は心を落ち着かせてくれます。晴れの日よりも紫外線の量が減ります。目に入る光が優しくなるため色がきれいに見えるように思います。湿度が高く肌の状態もよくなります。花粉の飛散量も少なくなります。たくさんのメリットがあるのです。
 物事には全て一長一短があります。短所だけを見るのではなく、長所も見て、前向きに考えることが必要だと雨から学びました。雨の日には自分なりに良い面を見つけるようにして、気持ちを切り替えて気分よく過ごしていきたいと思います。”(11月2日付け中日新聞)

名古屋市の中学2年生・梶原さん(女)の投稿文です。素晴らしい発見です。何事も考え方、捉え方によって違ってきます。特に雨は、子どもさんにとってあまりいいいことは少ないかも知れません。それでも梶原さんはこれだけのメリットを挙げられました。雨は人類全般を見ればもっと多くの重要点があります。まず飲み物、そして植物を育てる人にとってはなくてならないものです。しかし、水害も起こします。言われるように「物事には全て一長一短」があります。特に自然物は良い面と悪い面があり、それは避けられないものです。人間が自然を克服するなど傲慢で、どう付き合うかだと思います。
 ウォーキング愛好家に「雨も自然、雨の日には雨の日の良さがある」という言葉があります。雨の日だからやめると言うことでなく、雨の日も歩いて雨の日の良さを知りましょう、と言うことです。好天では分からないこともあります。特に若い人はいろいろ体験することでしょう。


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