“四十年近く前、ドイツに一年半留学した生活の回顧本を六月に自費出版した。十年以上前から原稿を少しずつ書きためてきたものの、初の書籍化とあって何度も文章を練るうちに多くの時間がかかってしまった。昨今の新型コロナウイルスの影響に伴って強いられた巣ごもり生活も有効活用し、長年の目標をようやく達成できた。
完成した書籍は「終活の一環で出版しました」との手紙を添えて大学の同級生に送った。しばらくして電子メールで返信が届き、「終活では寂しいので、せめて修活として人生を修めるために頑張ろう」とあった。以来、次の自費出版に向けて思いを巡らせる日々だ。”(12月9日付け中日新聞)
明けましておめでとうございます。今年も頑張って、楽しんで継続していきますので、ご愛読のほどよろしくお願い致します。
岐阜市の金武さん(男・72)の投稿文です。これはまた凄い。40年前のことを10年かかってまとめ上げられた。そして出版された。そして次に掛かられる。終活か、修活か。
先日ボクは、ある人に読んでもらおうと思って昔の書き物を探してみた。そうしていたら忘れていたモノが次々目に入った。取材を受けたモノや投稿したモノも結構ある。懐かしくなって少し読んでみた。気恥ずかしくなるものもある。若かったモノだと思う。でもそれもその時のボクであった。このままにしておけば捨てられる。金武さんのようにはいかなくても、まとめるのも一つの方法であろう。いつかその気になるだろうか。いや、もういつかはない。金武さんより5つも年上である。