「墨絵」
1月2週目は「墨絵」を描きました。
毎年この時期に墨絵を描いていますが、テーマや技法は少しづつ変えています。
墨絵の良さは力強い墨の色、かすれのおもしろさ、そして和紙ならではのにじみ、といったところでしょうか。
でも、こどもたちにその面白さを伝えようとしてもなかなか難しいものがあります。
自由なテーマにしてしまうと「女の子」だったり「うさぎさん」だったりを均一な線で描いてしまうのがすぐ想像できます。
それが悪いわけではないのですが、その手の絵なら他の技法の方が描きやすいでしょ。
私のイメージする面白さはむしろ2,3歳の子が描くような抽象画的な絵。と言っても抽象画をどう説明していいかわからない。
私も高校生までその良さがさっぱりわからなかったし。
ということで、抽象画に導くために色々な条件をつけました。
「自分の苗字or名前をひらがなかカタカナで描く」
「文字と文字を重ねたり方向を変えたりして一目で読めないようにする」
「3種類の太さの筆を使う」
「かすれを作る」
「上手に書いてはいけない」
「水彩絵具は多めの水で溶きにじみをつくる」
「金色絵の具でアクセントをつける」
「よくわからない絵の方がおもしろい」
etc.etc....
こどもたちの作品見てもらえばわかりますね。
うまくいった!
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