適材適所の会 新着活動状況

私たち適材適所の会は、「国産材の持続的活用と環境の両立」の大切さを
「木育」を通して訴えていく活動をしています。

【長老を囲む会「里山を知る農体験」】

2011-03-07 15:28:20 | 自然の話し
 『木育』から『共育』へ。
 
 国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!


 3月5日(土)長老を囲む会さん主催にて援農体験をしてきました。



ここは、都心から70分足らずの小川和紙や小川絹といった歴史があり、建具、酒造などの

伝統産業で古くから栄えた埼玉県は小川町。

今回は、じゃがいもを植えるお手伝いをさせていただきました。



じゃがいもとの間に鶏糞を巻きながら、一定の間隔を開けじゃがいもを置いていき

クワなどの道具を使い 上に土を被せます。

文章では簡単そうに捉えてしまいそうですが、この作業が腰にくるんです。



今回ご指導いただいた桑原さんはもくもくと作業をされてました(笑)

長老を囲む会で前回、長老を務めた“ふんどし山ちゃん”こと山崎まことさんは

現在、「小瀬田プロジェクト」 を立ち上げており、自然景観の回復、農業の体験などを通した

ローカリゼーションの実践的な学びなど 地域の小学校の落ち葉拾いや今回の援農体験会なども行われております。


小瀬田プロジェクトはコチラ

【ズブ生杭】

2011-03-03 22:13:48 | 木の話し
『木育』から『共育』へ。

国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!



少し前の話ですが、1月29日に伐採(一応、新月伐採)した杉の木で杭を作り、打ち込みました。

黒芯の源平(皮付き)です。













製材したのは2月20日頃で2月23日に施工をしました。

製材した時は水分100%以上のズブ生ちゃん。施工した時も、表面は乾き始めていたものの中身はしっとりウェッティー。

新月伐採は燃えにくく、腐りにくく、割れにくい等と言われます。

さてさて、このズブ生杭。いったいいつまで持つのやら。  (御子神)



【今年の杉山・・・】

2011-03-01 19:53:08 | 山の話し
『木育』から『共育』へ。

国産材の持続的栽培資源としての活用と環境の両立を!!


 今年の杉山は何か変?

わが家のある千葉県南房総の山々は戦後に植林した杉山が多く、毎年、花粉の時期になる今頃は杉の花で山が

薄茶色になります。花粉症の気のある私の鼻はムズムズしだす季節になりました(涙)

しかし、今年の杉山は花粉の時期よりも前から葉が茶色になったのです。その色は薄茶色ではなく、焼けたような赤茶色。

遠くから見ると、まるで立ち枯れたように見えました。














これと似たようなことが昨夏に起こっていました。桜の木が猛暑と水不足による酷暑のダメージで8月の終わりに

枯れてしまいました落ちてしまいました。一方、杉は青々と葉を茂らせており「さすが杉。この暑さにもダメージは

受けていないものか」と思った事を思い出しました。しかし、酷暑のダメージは杉にも及んでいたのです。

よく見ると赤茶色になっているのは、強い日差しでダメージを受けたであろう南側に面した部分。

10年後、20年後製材をした時に結果はわかるだろうが、これが杉の丸太にどう影響を与えているのか想像もつかないが、

それまでに杉の木が枯れないという保証もない。今まで山を見てきて想像を絶する時代がきたなんて。  (御子神)