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弊社開発手法やXupper(クロスアッパー)の活用法等について、ご説明させていただきます。

コピー禁止! 「ユーザから提供された資料は開発者側で書き直す」

2006年09月07日 | つぶやき・・・/独言

以前あるプロジェクトで、他人が以前作成した資料の一部をコピーし、そのまま利用しているケースが散見されるということがありました。

開発側の人間が作成した資料であれば、まだ、問題はなかったのかもしれませんが、ユーザが何年か前に作成した資料をそのままコピー&ペーストして設計書を記述していました。

当然、レビューを行った際、自分が以前作った資料だということはわかりますので、ユーザから指摘をされます。

内容が正しければ、それでも問題はないかもしれませんが、資料が古かったり(内容が現状に適合していなかったり)、間違っていたりした場合は、当然、なぜそういう記述になっているのかという質問が出てきます。

そこで、適切に答えられればいいのですが、単にコピーしただけで内容を理解していないので、答えることができません。

そうなれば、ユーザとしても「この人はやっつけ仕事でやっているのか?」「プロとして責任のある仕事をやるつもりはあるのか?」と思ってしまいます。

1度ならば、それも愛嬌かもしれませんが、それが何度も続くようだとユーザは不信感を持つようになってきます。

内容を理解しなくても、コピー&ペーストを行うことによりそれなりに資料を作成することはできるかもしれません。しかし、それは成績を上げるめにカンニングをしているようなものです。

そのような事態を防ぐためにも、簡単に実践できることがあります。それは「ユーザから提供された資料の情報は、基本的に開発者側で書き直す」ということです。

転記しかできない類のものであれば、書き直す必要はないですが、意味を正しく理解し整理された情報に形を変える場合は、開発者側で書き直して、ユーザに確認してもらう必要があります。

自分で書き直すという作業が重要となります。

書き直すという行為を行うことで、ユーザから提供してもらった資料の内容をりより深く理解することができますし、形を変えるという作業の中で改めて気づくことも出てくるでしょう。

資料を書き直す過程で出てきた疑問点や問題点をユーザに確認することで、ユーザ側も「この人はよく理解している」と感じることになるのです。

自分自身が過去に作成した資料を再利用するということであれば、その内容もきちんと理解できているでしょうから、問題はありませんが、ユーザから提供された資料の場合は、「ユーザが言っているんだから」といって、何も意識せず(理解・確認せず)に既存の資料からコピー&ペーストして資料を作成することは百害あって一利もありません。

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