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各工程を実施可能な作業区(場所)の管理パターン

2005年07月29日 | データモデルパターン

各工程がどの作業区で作業可能なのかを管理する必要があります。

例えば、精密な機器を製造するという場合は、クリーンルームが必要でしょうし、機密情報を取り扱う作業の場合は、特別な区画でしか作業できないということもあるでしょう。
あるいは、特別な製造工程の場合は、特定の製造ラインを使う必要があるかもしれません。

実施可能な作業区を各工程ごとに1つだけ管理すればいいということであれば、”工程”の属性として管理すればいいでしょう。 

しかし、ある(作業)工程を行うことが可能な作業区が複数存在するという場合は、データの構造が変わってきます。 
 
該当の作業区でどのような作業が可能なのかを管理することによって、設備のスケジュール立案を支援することもできます。

また、その作業区ではさまざまな工程を実施することが可能となっているであれば、”工程”と”作業区”との間にN対Mの関係が存在することになります。

そこで、 ”工程”と”作業区”の間に”工程作業区”というエンティティを追加し、どの工程がどの場所で実施可能なのかを管理するようにします。

”作業区”という表現だと、工場の一角にあるスペースのようなイメージがありますが、ここでは工程を実施する場所といった意味で使っています。”組織”と置き換えて考えてもらった方がわかりやすいかもしれません。

 
(図1) 各工程を実施可能な作業区(場所)の管理

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